まぁ、多分、限りなく100％に近い確率で自分がドラッグに関わる事はないと言えるからかもしれぬが、共感もできず、退屈で途中で眠ってしまい二日間に分けて観た。ドラッグを扱った映画は他にも沢山観ているし、作品によってはとても面白い物もあるのに、なんだろう、この合わなさは。

どこの国でもドラッグ中毒の人はいるし、その生活ぶりは大差ないのだろうけれど、それにしてもこれは汚い。そもそも、ドラッグをオシャレだと感じる概念が自分には無い。

映画とは直接関係のない事だが、気が狂いそうなほど悲しい事があっても、ドラッグに走るわけでも、酒を飲むわけでも、煙草を吸うわけでも、ギャンブルに依存するわけでも、宗教に頼るわけでもなく、ただひたすら耐えて耐えて、心の傷が自然治癒してゆくのを待つ自分は、もしかしたら自分が思っているよりずっと強い人間なのかなと思う時がある。まぁ、私の場合、ドラッグや酒が映画に当たるのかもしれないが。