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[コメント] 痴人の愛(1967/日)

いつも怒り口調のナオミは可愛げが無く、それほど魅力的には見えない。「痴人」は結構だが、こういったカップルから滲み出るはずの「物悲しさ」が感じられないのが残念。主役の二人より何より、田村正和がこんな役を演じていた事に笑える。
青山実花

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







原作を読んでいないので何とも言えないのだが、「痴人」とは安田道代なのか。 私には小沢昭一も同じくらい馬鹿に思えて仕方ないのだが。

男は皆こんな女が好き、という向きもあろうが、こんな女に引っ掛からない男だって多いだろう。倉石功も言っているではないか、「遊びは遊び。学生である今はこんなだけど、社会に出たら真面目にやる」と。つまり、社会に出ているのにこんな女に夢中になる男が、一番要領が悪くアホに思えるのだが。

今までカッチョいい役柄しか見た事なかった田村正和が、トランクス一枚で右往左往する様子が可笑しいやら驚きやら。それが見られたのは拾い物かも。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)水那岐[*]

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