[コメント] アイアンマン2(2010/米)
前作のミラクルを生むことが出来なかったBADファンタスティック映画
前作は突飛な設定の物語構造と、ロバート・ダウニー・Jrがアメコミヒーローという強引な配役としながら見事にハマってみせたファンタスティック感がすべての成功要因だったが、続く本作では、ロバート・ダウニー・Jrの存在が、シリーズ世界観の中でリアルな訳知り顔の佇まいで振舞うので、オーディエンスにツッコミどころを許さない頑なさを湛えてしまい、前作なら、作品世界のシュールなアホくささを笑って見ることができた余裕の映画が、哀れにも真顔に鈍臭い仕上がりとなってしまった。シリーズでなければよかったと思わせる作家の作為が間違った方向に力が入ってしまった残念な続編であった。
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