[コメント] ソルト(2010/米)
アンジェリーナ・ジョリーに対して、誰がそこまで肩入れして見るだろうかという思いがちらつきながら、ひとまずの着地を見せたSO-SOスパイアクション。
女優アンジェリーナ・ジョリーを生かすための企画であっただろうスターシステムプログラムピクチュアだが、われわれはアンジェリーナにアクションを期待するのだろうか?アクションだけを期待するのだろうか?その意味では知的なものは期待していないが、さりとて、色気を期待するのももはや限界があるというものだ。スパイアクションの肝となるトンチ合戦はまあ、上々だったと思うが、どうにもアンジェリーナがスティーブン・セガールの亜流に見えてしょうがない。「どうやら強いらしい」という主人公の一方向の存在感がたまらなく魅力がない。続編を匂わせるラストシーンだったが、どうだろう。ミラ・ジョボビッチしかり、女性アクション映画はまだまだ暗中模索だ。
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