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[コメント] ペイルライダー(1985/米)

ヒロイックな厚かましさを散りばめることが出来ず塊となって露呈しているSO-SO作品
junojuna

 またしてもストレンジャーヒーローもの。倖田來未のPVと同じ仕上がりである。われわれはそのイーストウッドの仕事をセルフプロデュースのアーティストワークであることを前提に向き合うため、決してその設定をとやかく言うつもりはないのだが、本作は珍しく主人公イーストウッドが清廉な出で立ちで登場するために、いつもならある程度は許容している不器用な男という立ち位置に浮かび上がるナイーブなものを決定的に欠いていて溜飲が下がらない。さらにはメイガンの人物造形、敵方にいる巨人の行動描写などは箱書きプロット嵌め込みの典型的な症状である。モンタージュまたはマニエルで勝負するタイプではない作家であれば自分の得意の球筋は心得ておくべきだ。本作は『ガントレット』の脚本コンビとの2回目のバッテリー関係であったが、これでは決して勝つことは出来ないであろう。揃いも揃って読みが足りない。拙攻である。配球戦術を見直すべき作品であった。

(評価:★3)

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