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[コメント] 英国王のスピーチ(2010/英=豪)

強くあること・正しい言動をしていくこと、そして、優しくあること。王家に生まれようとも、彼らにはそれなりの葛藤も能力もあり、そういった資質を保ち続けるのは難しいのだろう、と想像は出来るのだが、この映画では見事にそのあたりを役者陣が表現してくれた。わたしも喝采の拍手をおくりたい。
ありたかずひろ

演技陣最高!その他は、まあまあで 4.2くらい。

中でも、流石のジェフリー・ラッシュが、別の色を放つかのような名演であるが

コリン・ファースヘレナ・ボナム・カーターも英国映画の底力を示した。

クライマックスともなっている、戦時のスピーチでは守るべき存在であるものたちへ

これほど真に迫った慈愛を感じ取れたシーンは、ちょっと他に見当たらない。

そっくりそのままではないが、英国と同じような構造の王家(と政府)を持つ日本の

国民としては、やはり天皇家の方々がこの国のものたちに抱いている愛情は、とても

ありがたいものなのだなぁ、とあらためて感じずにはいられなかった。

短気・暴言・凡庸さなんてのは、そのくらい愛嬌だ にんげんだもの。○○○

                                     2013.7.21 鑑賞

(評価:★4)

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