[コメント] メランコリア(2011/デンマーク=スウェーデン=仏=独)
メランコリアのほうが『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ちょうど同日に『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、『メランコリア』と立て続けに観たせいもあってか、ラストシーンを観ていてふと思った。
全体を通して不穏で不安。 何が起きても驚かないけど何か起きたらどうしようというムードで画面がいっぱいになっている映画だった。 次第に画面から男がいなくなり、女と子どもだけになる。 夫が死に、メランコリアもいよいよ…という時でも、涙を流すことなく朝食の用意をする女が勇ましかった。 震えながらも、子どもにパンケーキを食べさせる姿は胸に迫った。 地球の最期というのはだいたいこのような感じなのだろうなと思わせるほどにはリアリティがあったし、 メランコリアという存在がSFっぽいなどと思って観るのをよすのはやめたほうがいいかもしれない。
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