[コメント] キング・アーサー(2004/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
歴史活劇。 『パイレーツ・オブ・カリビアン』を手掛けたプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが西洋文史上最大の伝説「アーサー王と円卓の騎士」を映画化。
『パール・ハーバー』を製作をしたという“前科”を持つブラッカイマーが製作なのだが、『キング・アーサー』は比較的見ることができた。
126分という並みの上映時間だったのだが、アーサー王のカリスマ性、背景描写をはじめ、登場人物の説明などもほとんど説明がない。この点では『パッション』と同様で、ある程度の予備知識がないとかなり苦しい。
特に登場人物(特に騎士達)の説明と各キャラクター設定はもっとしっかりしてないと、最後の戦のシーンでは、どれがアーサー王かさえわかなくなる可能性が高い。 さらにアーサー王の配役は、もっと華のある、カリスマ性の雰囲気を漂わせる役者を選ぶべきだった。
後の王妃役のキーナ・ナイトレイが味方として出だした辺りから、アーサー王が埋没し始めたのが痛かった。
テーマは「義務と自由」であると思われる。 “強制からの自由”のために家族を救うという“命令の義務”を果たし“強制からの自由”を手に入れるが、 “本当の自由”を手に入れるためには、平和にするという“任意の義務”を果たさなければならなかった。
この一本筋の通ったテーマを、我々日本人はどう見るのだろうか。
結果、採点は★3としたが、“各自が責任を持った上での自由”というテーマだけを見れば、私は高く評価したい
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