[コメント] Ｘ-ＭＥＮ：ファースト・ジェネレーション(2011/米)
深遠なるテーマを、軽やかなタッチで描く。まさにエンタテインメントの王道をいく作品であり、『Ｘ-MEN』ファンでも何でもない自分をここまで楽しませた力量は感服に値する。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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とにかくテンポがいい。セットアップから、仲間集めとそれに平行して語られるそれぞれのキャラクターの葛藤、クライマックスから終幕へと、リズミカルに進行する。その中で、旧作のキャストをカメオ出演させたり、ファン御馴染のジョークを交えたりと、くすぐりに余念がない。確かな骨格と隆々とした筋肉。力強い作品である。
続編の製作が決まっているそうだ。クリストファー・ノーランが『バットマン』を再生させたように、マシュー・ボーンが『X−MEN』に新たな息吹をもたらしていく。今後に大いに期待したい。
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