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[コメント] トゥルー・グリット(2010/米)

コーエン兄弟らしい娯楽色の薄いドライな西部劇。良くも悪くもジョン・ウェインが主軸の『勇気ある追跡』に対しこちらは終始マティの視点で語られる。
パピヨン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







勇気ある追跡』のラストは爽やかな印象だけど『トゥルー・グリット』は原作通りマティが片腕を失い、コグバーンの死で終わるのでしみじみとした印象。何となく感慨に浸れるのはどっちも一緒。後半、マティを救おうとコグバーンが奮闘するシーンはどちらも胸が熱くなる。 バリー・ペッパーやジョシュ・ブローリンも印象的だけど出番が少なくて残念。

ジェフ・ブリッジスのコグバーンは呑ん兵衛で仕事放棄もやりそうな人間臭いキャラクター。『勇気ある追跡』のコグバーンもジョン・ウェインの役柄ではかなり人間臭くてだらしない方だったがこれはそれ以上。これはこれで面白い。マティを演じたヘイリー・スタインフェルドは錚々たる共演者に全く劣らぬ存在感、上手い。

(評価:★4)

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