前半が少々かったるいとか、意外と話が込み入ってるとか、センチネル・プライムの裏切りが唐突だとか、ロージー・ハンティントン・ホワイトリーが終始きれいなまんまとか、オートボットも死んでないならもっと早く来ればいいのに（移動に時間かかった？）とか色々言い出したらキリないけど、後半の怒涛の市街戦があまりにも凄すぎるのでどうでもよくなった。

本シリーズは米軍が全面協力しているので広報映画と思うほど（実際そういう意味合いもあるんだろうけど）米軍がかっこよく描かれているが、本作はその極み。

『トランスフォーマー』はアメリカ本土で軍隊が闊歩する本格的な市街戦をやったという点でも画期的だったが、本作のそれ第1作のラストが大人しく見えるほど超ド迫力の歩兵戦が展開。トランスフォーマーがいなかったらまるでCODだよ。実際、市街地で現代戦を描くにしても敵の設定に苦労するだろうし、そこいくとトランスフォーマーは宇宙人だから全く問題ない。全く理にかなった映画である。