コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ベルリンファイル(2013/韓国)

豊富な銃撃戦に格闘戦、追跡戦とスパイアクションの基本はバッチリ。特にボーン+導火線な格闘アクションが凄い。
パピヨン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







中盤アパートで差し向けられた刺客とハ・ジョンウとの格闘シーンは室内を壊しまくりながらあらゆるものを武器にして戦う。2人とも目まぐるしく動くけどきちんとこちらにも分かるように撮ってある。

建物の天窓からハ・ジョンウがワイヤーに引っかかりながら落下するシーンは笑う。『007 慰めの報酬』のジェームズ・ボンドは天窓から落下してもロープに引っかかって助かったが、ハ・ジョンウは引っかかりながら落ちる! もちろんへっちゃら! 終盤も被弾しながら全力疾走したりもの凄い格闘するし本当にタフ。

終盤は初め『スカイフォール』っぽいと思ったけど『導火線』の方がよく似てる。アジトで銃撃戦→追撃戦→タイマンの流れが一緒。クライマックスのハ・ジョンウとリュ・スンボムの対決は凄い迫力。拳銃の銃床で殴り合うのは面白い趣向。ハ・ジョンウの小手返し、巴投げのキレも凄い。ほぼ無傷のリュ・スンボムが被弾しているハ・ジョンウに追いつめられていく様は圧巻。

説明のためのフラッシュバックがくどいとか、派手な銃撃戦をやっても警察が出て来ないとか変なところもある。が、一番変なのは諜報員のハ・ジョンウが各国の大使館の最寄り駅を知らないこと。いくらなんでもあれはないだろう。観客に説明するにしてももっと上手いやり方があるはず。暗号の見せ方は『SHERLOCK』みたいでいいのに。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。