[コメント] スター・ウォーズ 帝国の逆襲(1980/米)
R2を狙えば銀河は征服出来る、というお話はさておき、人の生死に「痛み」と「血のにおい」を感じるのは以降エピソード3を待たなければならない。この一方でロボット漫才にシリーズ中最もキレがあり、アクションシーンも適度なスピード、質量感。ハリウッドらしい娯楽精神と適度な真摯さが同居して、嫌みなく安心して観ることができる。ヨーダ愛爆発。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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以降のシリーズでは、ジョン・ウィリアムズのド派手なスコアが緊張感なくダダ漏れるシーンから完全に浮きまくっているが、本作ではばっちりはまっている。特に「カーボン冷凍」シーンとベイダー卿の「告白」シーン(帝国軍のテーマを更にダークに転調)のエモーション増幅作用は馬鹿に出来ない。帝国軍のテーマが最もカッコイイのは当たり前のようだが本作。
惑星ホスやヨーダの隠遁惑星などの「環境」の手触り感も忘れてはならない。
そしてまた若さ故の無謀という悲壮感。
シリーズの「つなぎ」という余裕が生んだ安定感か。クールでハード。媚びが浮かず、しかも油断がない。
これが悪くない分、21世紀までに至る続編のチャチさへの絶望感を肥大化させたような気がする・・私はコレとEP3だけ好き。
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