基地の爆破炎上をバックにヒロインとプレデターが間一髪で逃げ切るシーンに、どういうわけか虚を突かれて感激してしまった。恐らく映画史上希有なショットである。

８割方退屈なのだが、2割程度は随所随所になんとなくな「正しさ」を感じてしまう。でも、何が「正しい」のか考えるのは正直めんどくさい。ラストシーンの「やっぱりそうよね」のげんなり感も、笑えるレベルではない。所詮A級的B級にはなり得ない。

しかし、いくら『エイリアン２』のランス・ヘンリクセンが好きだからって、やっぱりこういう使い方しちゃ駄目なんだよ。『エイリアン３』でも同じこと思ったけど。僕も大好きなので、どうしても冒涜されてる気がしちゃうわけですよ。ビショップを使い捨てたら許さんぞ、って。でも、この起用もひょっとしたら正しいのか・・・？もうどんどん分からなくなる映画です。