[コメント] カビリアの夜(1957/伊)
祝福
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ラストシーンのあまりにもダイナミックな展開。これが正に祝福なのか?!
人生を変えてくださいとマリアに祈る娼婦カビリア。
しかしカビリアは結婚詐欺に遭い死を望むほどの絶望を味わう。
続くラストシーンで若者たちは陽気に音楽を奏で進む。カビリアを取り囲む。
8 1/2で「人生は祭り共に生きよう」というセリフに現された人々(隣人)への愛。驚くべきかこの場面では「ボナセーラ」という挨拶に全てが集約されている。(しかもこれは唐突に他者より発せられる)
受けるカビリアは確かな笑顔で応える。目に感激の涙を浮かべながら。(これは決して悲しみの涙ではない!悲しみはもうマスカラの跡になっているから)
やはり彼女の人生は変わったのだと思う。善い方へ。
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