コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 心が叫びたがってるんだ。(2015/日)

気取ってなくていい青春映画だったんだけどなー。
deenity

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







実写版も作られた本作ですが、意外にも自分にはハマっていい映画でした。 正直結構序盤から惹きつけられて、山の上のお城辺りの結構生々しいエピソードで何故か期待が高まり、きっとこれはハマるだろうなって感じていました。

そんなトラウマを抱えて人前で話すことができなくなってしまった村瀬。 そしてそんな村瀬を一番に気にかける坂上。 そんな坂上と昔付き合っていて今も引きずっている仁藤。 野球で肘を壊し後輩から煙たがられる田崎。 そんな4人がふれあい交流会のミュージカルを通して団結していく。

この作品、終盤辺りまではめちゃくちゃ好きでした。なんか下手に青春臭さがなくて鼻につかないと言いますか。村瀬の気持ちは何となくわかって、喋らなくとも溢れ出る気持ちを素直に応援したくなっている自分がいた。

ところが終盤になって一気に崩れ始めた。仁藤と坂上の痴情のもつれ。「は?」村瀬の逃げと舞台の時間軸の無理な展開。「いやいや。」お城内での村瀬の爆発と坂上の受容。「はいはい。」 まあ映画的な大きな展開は必要なのだろうが、仁藤の感情はまだしも坂上くん、君は何なの?中途半端な態度取ってるんじゃないよ。 逃げ込んだ場所もそもそもの発端なのはわかるけど、それ同時間帯だとしたら確実に間に合わんでしょ。呑気に話聞いてる時間はないんだぞ。 村瀬のむき出しになる感情はいい。必要なシーン。でもただの悪口って何?そういうことではないんじゃない?思わせぶりな態度を取ってたんだとしたらやっぱりその後の展開に無理が生じると思うんだが。

玉子のくだりとかメルヘンでどうかと思ったが、感情が殻を破るメタファーだとかはシンプルによかったと思うし、実はその中がぐちゃぐちゃのスクランブルエッグってのもなるほどな、って思った。終始よかっただけにクライマックスで急ブレーキがかかったのは痛かった。

ちなみに最後にうまく取り繕ってくれたのは田崎くんでした。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)おーい粗茶[*] pori

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。