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[コメント] バーフバリ 伝説誕生(2015/インド)

大スペクタクルの神話的アクション作品。もちろんインド映画らしさを忘れることなく、可能性を見せてくれている。
deenity

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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インド映画で大変な興行収入を叩き出しているシリーズみたいで、二作目がこないだまでやっていたのに結局一作目の本作を見てないもんだから見過ごしてしまいました。

インド映画といえば私の中では『きっと、うまくいく』で感心させられ、『女神は二度微笑む』ではイメージが覆され、新しい発見に度重なる驚きを覚えています。「ミュージカルでダンスで賑やかに」なんてイメージはそりゃ物によるんでしょうが、良質なヒューマンドラマやサスペンス作品が作れることもわかったのでかなり偏見なく見られるようになってきました。 しかし、またまた本作はインド映画の(あくまで私の中での)新たな境地に踏み込んだ作品だと思いました。ファンタジーというかアクションというか、万人ウケして熱くなれるような作品でした。

バーフバリという英雄の生誕から自分の出生の真相を知る、というシリーズとしての一作目。アクションシーンはもちろんですが、崖を登っていくシーンとかでもかなり熱くなりますね。なんていうか、やってることはめちゃくちゃですが、そのめちゃくちゃなことが出来ちゃうんだ、っていうことに興奮してくるというか、結構男ならワクワクするんじゃないかと思うんですよね。

本作はシリーズ一作目ということでバーフバリの背景を丁寧に描いている分、わりと大人しめな展開が序盤を占め、後半でアクションシーンが加速しますが、もっとあってもよかったですね。まあでもその辺りは二作目以降に期待すればいい部分なので、本作の評価としてはこのくらいの評価で。

と言うかアクションだけならまだ分量としては物足りなかったのにここまでよかったって思えたのは、ささやかなシーンかもしれませんがバーフバリと女性の求愛のダンスシーンがあったからこそです。最高に素晴らしいじゃないですか。インド映画だからやっぱりミュージカルはあります。でもこのシーンはミュージカルの魅力を最大限に引き出していると思います。 二人の間に隔たる壁。これを取り壊して愛を深めていく。これをワンクール見せようとしたらかなりの時間を割く必要があるでしょう。しかし、ミュージカルならそれが自然と繋がるんです。展開を上手く運ばせるための効果を保ちながら、殻にこもった女性を少しずつ脱がせていき、美の部分を引き出していく。戦いに燃える女性が女性としての一面に気づいていく演出。それを5分足らずで自然と組み込む辺りはミュージカルとの見事な融合であり、本作の隠れた魅力だと思います。

(評価:★4)

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