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[コメント] レディ・プレイヤー1(2018/米)

スピルバーグの創作意欲に脱帽。
deenity

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







スピルバーグ監督最新作。この監督本当にすごいですね。ついこないだ『ペンタゴン・ペーパーズ』とかいう全然テイストの違う作品作ってませんでした?よくこんな昨日の今日レベルで作品を生み出せますね。映画界には欠かせない巨匠ですね。

近未来を舞台にVRが普及し、仮想世界オアシスというゲームの世界にのめり込むユーザーが溢れている。そのオアシスの経営権を譲るということで湧き上がるユーザー。 まさに時代の最先端のその先を見越した設定。かと思えばその中に登場する敵や自らのアバターは過去を彩ったキャラクター達。時代を先駆けながらも古き良き文化を取り入れる辺りが熱いですね。その上、やたらこの遺言が「ワンピース」のロジャーっぽいもんですから。ワクワクさせられます。

特にポップカルチャーに詳しければ詳しいほど楽しいことは間違いないでしょうね。「あそこにはあのキャラクターが。これはあのシーンのオマージュで。」と目をキラキラさせながら食いいるように見る人もいらっしゃるかと思います。 個人的にはある程度の知識としては持ち合わせていますが胸踊るほど沸き立つ気持ちもあるわけではなく、「おおー!」と興奮したり感心したりという繰り返しでした。

中でも特に興奮したシーンで言えば『シャイニング』の世界です。「うお、まんま『シャイニング』の舞台じゃん!」と思わせるほどクオリティは高く、双子とか血がザパーンとかお馴染みの展開にはさすがにちょっとワクワクして、時に『シャイニング』を知らないキャラなんかがアクセントになって笑わせられて、素直に興奮しちゃいました。

ただ興奮とまでは言わなくても、楽しめたという点で言えば終始一貫して楽しめましたね。 特に第一の試練なんて何が何だかと溢れる情報量に圧倒されて、とにかく楽しいの一言。さらにその試練の突破方法がまさかの方法で、「いや、5年もあったら誰か一人くらいやるでしょ」って思う方法だけど、「でもそういう仕掛け、好きなんだよね」って思いもあったりして、まあうまくスピルバーグに転がされた感はありました。

加えて情報モラルが問われる現代。顔も見えない誰かと繋がること、仮想世界の中で生きる危険性。そういう問題視させるテーマに対して、「ほら、こんな風に一つになればいいんだ」と指し示すかのようなメッセージもシンプルで良かったと思います。

それにしても5年も第一試練が突破できなかったわりにはそれ以降の所を突破するのは早すぎますよね(笑)てか試練が進むにつれてどんどん地味になるってどういうこと?笑 そういうそもそもの構成の部分への疑問はありますが、どの層でも楽しめるまさに映画の象徴とも言える作品でした。とりあえずこんな映画は他に見たことないです。

(評価:★4)

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