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[コメント] 神様はバリにいる(2015/日)

ユーモラスな展開でほっこりした作品だけどメッセージは心に響くような自己啓発本のような映画。
deenity

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







堤真一演じる兄貴という名の成功者の生き方を学ぶ。一見チンピラなようなヤーさんのような見た目の兄貴ですが、実際は芯のある人格者。周りの人間も含め、見ている観客ですら彼のことは嫌いになれない雰囲気があります。

内容自体は何てことないストーリーです。 ただ彼の生き方は誰もが応援したくなり、誰もが協力したくなり、誰もが好感を持つ。それ自体がこの作品の魅力ですね。 しょうもないジョークも、喜怒哀楽激しい性格も、真っ直ぐな人柄も、どれも心地よい。今の日本人は何でも人のせいにしたり、自分が幸せならそれでいいと思ったり、助け合いの精神を失いつつある。そんな日本人が失いつつあるものがこの作品には、この兄貴という人の生き方には溢れていて、だからこそ気持ちよく、暖かく、しかし自分自身を見つめ直させる。

たまにはこれくらい真っ直ぐな映画もいい。期待を裏切らないくらい真っ直ぐな生き方もいいもんだ。

一つだけ私の心がけていることと少し重なるものがあった。自分はつらい時、しんどい時、「結果笑ってる」って言葉を思い浮かべる。その場がどんだけしんどくても、一時間後、一週間、一ヶ月後、一年後には必ず笑ってる自分がいるはずだから。そう思うとしんどい時に歯を食いしばって乗り切ることができる。「つらい時こそ笑え」ってのと重なって、やっぱりそうやって生きていこうと思えた。 そうやって人生成功させてやるんやー!!!

(評価:★3)

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