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寒山さんのコメント: 更新順

★3瞼の母(1962/日)ローアングルの長回しは傑出しているが、動的な場面でのバストショット連発は力入れ過ぎで空回り気味。山場における錦之助の波泣きながら開けた大口がとても印象に残る(含他作のラストのネタバレ)。 [review][投票(1)]
★3清水港の名物男・遠州森の石松(1958/日)見処は撮影・編集の巧みさで、リズミカルにカットが変わる度にベストアングルが更新される至福は得難いものがある。作劇は正に表層批評好み。 [review][投票]
★2真夜中のカーボーイ(1969/米)逸れ者のさらに下層にLGBTを配して見事にスベっており、21世紀の鑑賞に耐えない。 [review][投票]
★4真人間(1938/米)この仮釈放中の監視ドラマには、ラングらしいナチからの逃走という含意が横溢している。 [review][投票(1)]
★2尻啖え孫市(1969/日)剣豪ものもここまで子供向けだと弱ってしまう。台車で曳き廻される大烏のモニュメントはガメラ人気にあやかったのだろうか。見処は南美川洋子なのに序盤だけで引っ込んでしまい失望。 [review][投票]
★2からみ合い(1962/日)すでに観客に周知された事実を登場人物間に小出しにし続ける話法が甚だ退屈で、岸恵子山村聰も通り一遍、魅力的なのは武満のジャズの劇伴だけというお粗末。[投票]
★3桃中軒雲右衛門(1936/日)ナルセの珍しい極右的題材だが生煮えで、芸のためなら女房も泣かす春団治系噺に過ぎない。月形の悲憤慷慨な造形は鮮やかだが、なぜ彼はそうするのか肝心の処が語れていない。 [review][投票]
★3黒い罠(1958/米)粋な撮影と雑な筋による平均点のノアール。クネクネするクレーン撮影は魅力だが後半なくなるし、冒頭の長回しも車の爆発でカットを割るのは退屈だ。 [review][投票]
★4金子文子と朴烈(2017/韓国)シリアスに嵌め込まれたベタな韓流コメディがアナキストの矜持を語り、チェ・ヒソの女は愛敬が出色なのだが、取調室と内閣閣議室を往復するだけのキャメラなど平凡。いい映画とは云いかねる。しかし内容はとびきり刺戟的。 [review][投票]
★3午前零時の出獄(1950/日)それなりに面白いホンだが、時間の制約からか編集が淡泊でサクサク仕事をこなしているように見えてしまうし、そも岡田英次にヤクザ役は無茶だろう。初期姫田キャメラはまだ練習中の印象。 [review][投票]
★4人間の壁(1959/日)本作のような善悪明快な政治映画が、諸外国では撮られ続けているのに本邦で潰えてしまったのは異常事態である。香川京子東野英治郎も素晴らしい。 [review][投票(1)]
★5遠い一本の道(1977/日)国労がもうアカンと白旗上げた映画ではないか。革命党と民衆の矛盾を多く描いたと云われる宮本研らしいホンなのだろう、労働者の技術の終焉と労組の行き詰まりを具体的に描いて史的価値がある。前衛的な手法も全てツボにハマった傑作。 [review][投票(1)]
★4その壁を砕け(1959/日)それぞれのシークエンスをじっくり追いかける演出が本格的で引き込まれる緊迫感溢れた法廷もの。小器用な中平という通念を覆すものがある。ただホンは結局凡。主題、配役ともWる4年後の『青春を返せ』の素晴らしさには遠い。[投票]
★3佳人(1958/日)地味な闘病ものだが見処がふたつ。ひとつは娘時代の立石文栄の緊張型の造形がとてもリアルなこと、もうひとつは金子信雄が嗜好するブニュエルも吃驚の変態夫婦生活。 [review][投票]
★5スウィングガールズ(2004/日)上野樹里賛 [review][投票]
★4ラッキーさん(1952/日)三等重役』のスピンオフ作だが本家より全然面白い。市川得意の伊丹万作系ギャグ好調、少年給仕の井上大助もパーマの伊藤雄之助も走り続ける堺左千夫も閉じ込められる千石規子も愉しい。 [review][投票]
★4鉄輪(1972/日)絞殺』に先行する新藤らしいバカ映画。嫉妬されるのが観世栄夫という処からしてバカを極めている。 [review][投票]
★4非常線の女(1933/日)破滅型の岡譲二は、もうひとつのオヅ的男性像の基本であること [review][投票(3)]
★4その夜の妻(1930/日)無機質で剣呑なエンプティショット連発の最初の秀作。このスリラーからはじめて、オヅは別のジャンルにサスペンスを持ち込み続けた。 [review][投票(3)]
★3となり町戦争(2006/日)本作には得難い美点、重要な指摘がある。こんなダサい映画に仕上がったのは、国民に目覚めてほしくない黒幕の差し金ではないだろうか。オーシマかマスムラで観たかった。 [review][投票(1)]