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寒山さんのコメント: 更新順

★4裸の大将(1958/日)癖になる話法の発明という喜劇のひとつの理想を見事達成。「人は普通に死んだら仏様になって、戦争で死んだら神様になるんだな」。 [review][投票]
★4タイム・オブ・ザ・ウルフ(2003/仏=オーストリア=独)映画は現代のキリスト教だ、人は日曜に教会の代わりに映画館へ行き、受難や奇跡や愛を学ぶ(岡田温司)。本作は受難9割9分、1分を残す匙加減はハケネの真骨頂。 [review][投票]
★3父と子 続・名もなく貧しく美しく(1967/日)「劣性遺伝」の風評への抵抗という主題は真摯なものだが、かの静かな名作の続編に前衛手法を採用しては虻蜂取らずだし、終盤の迷走はいくら何でも拙い。美点は原泉さんの大活躍。 [review][投票]
★3思えば遠くへ来たもんだ(1980/日)脂っこい映画を予想させる面子なのに軽快に纏められているのが好ましく、最良の箇所は「男はつらいよ」を彷彿とさせる。体罰ネタは残念で減点。 [review][投票(1)]
★4(秘)極楽紅弁天(1973/日)江戸に仮構された元祖ヒッピー集団が放蕩の限りを尽くして阿呆らしくも素晴らしく、顔が見事に相似形を描く片桐夕子芹明香のアーパーコンビが素敵。 [review][投票]
★1若おかみは小学生!(2018/日)昨今の頓珍漢と伝えられる道徳の教科書もこんなものなんだろうか(含『千と千尋』のネタバレ)。 [review][投票]
★5コード:アンノウン(2000/仏=独=ルーマニア)イジワル爺さんが何故私はイジワルなのかを告白しているのだが、それは極めて真摯で切実なものだった。25年後の『ヒア&ゼア』はパリだけで撮れてしまったのだ。 [review][投票]
★4別れて生きるときも(1961/日)駆け足ダイジェストな部分が何とも残念だが、田宮虎彦がハードな体験を女の半生記として捉え直したとてもいい作品。評価されるべき司葉子の代表作と思う。地下鉄までスタジオに再現した美術はもの凄く、続く突然巻き込まれる226が箆棒にリアル。 [review][投票]
★3(秘)女郎市場(1972/日)さらりと撮られた処女にして性豪の艶笑譚。幕間狂言風の中篇として充実しており、義太夫節の語りも青空の下のラストも洒落ている。ただギャグにコクがないのが不満、こういうのはやっぱり鈴木則文の方が上手い。[投票]
★2いつの日か花咲かん(1947/日)在外同胞救出学生同盟の真面目な記録だが物語は余りにも平凡なメロドラマの連発。引揚者の具体的な受難を突っ込んで描かないのでは作品の意味がない。 [review][投票]
★4ぶらりぶらぶら物語(1962/日)ホノボノした人情喜劇で穏やかな続『裸の大将』の印象。白眉は突然マジになる凸ちゃんの「原爆を許すまじ」で、保守系リベラルの明快な態度表明が美しい。是枝・綾瀬もこのくらい演ってほしいものなんだが。 [review][投票]
★1けものがれ、俺らの猿と(2001/日)思うに町田康の魅力は行間漂う世界への独特の諦念であるのに、本作はそこすっ飛ばしてギャグだけ丸写しにしている。結果はクスリとも笑えぬ地獄の二時間。[投票(1)]
★3伊豆の踊子(1933/日)ゴールドラッシュを描いて『黄金狂時代』と正反対のパターナリズム。田中絹代の可憐さ以外に余り観る処はない。 [review][投票]
★4伊豆の踊子(1960/日)本作の鰐淵晴子の美貌は邦画史上屈指と衆目の一致する処で、リアリティの欠如などこの際どうでもよく、何でこの娘がここにいるのだろうという不思議ばかりが蔓延する。そして見事な田中澄江。 [review][投票]
★1「雲の墓標」より 空ゆかば(1957/日)国を思うて何が悪いのヘベレケ浪花節系特攻映画。戦況悪化がそんなに明らかなら逃げたらいいのにと思うばかり(逃げやすそうだし)。リベラル派と目される俳優が雁首揃えているのが異様、凸ちゃんと渡辺文雄が姉弟とはいかにもグロテスクだ。[投票]
★3不良少女 野良猫の性春(1973/日)話はありがちでギャグも温いが、アーパーな片桐夕子と純情な江角英明がいい味出している。可愛い作品。スーパー前の寸劇がちょっといい。[投票]
★4スプリング・ブレイカーズ(2012/米)コリンの狂ったアメリカ潜入記はここでも徹底している。何ちゅう自分探しだ。 [review][投票(1)]
★3三等重役(1952/日)すでにからして社長シリーズそのまんま、東宝らしい上昇志向の温いコメディ。ギャグは時々面白い。ベストショットは小川虎之助の出勤前の海水浴。 [review][投票]
★2愛の嵐(1973/伊)蓼食う虫も好き好きの元祖『完全なる飼育』、という以上のものは何も見出せない凡作。 [review][投票]
★1少年は残酷な弓を射る(2011/英)観るもの全てを鬱にしようとする悪趣味映画と開巻5分で判明し、後は前振りの回収作業にダラダラと付き合わされる苦行が2時間続く。この寝糞垂れの作者の歪んだ被虐はいったい奈辺から来るのだろうと社会心理学的な関心を誘うばかり。 [review][投票]