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寒山拾得さんのコメント: 更新順

★3蛍の光(1938/日)借金のために娘の高杉早苗をカリエスで寝た切りの男に嫁がせようとするアクマのような父親坂本武の顚末に面白味がある。あとはフツーのメロドラマで桑野通子鑑賞用。 [review][投票]
★3ゴジラの逆襲(1955/日)若山セツ子木匠マユリの無線ツートップが可愛すぎる。個人的には怪獣なんてどうでもいいのだが、アンギラスの鳴き声はキュートで良かった。 [review][投票]
★5帝銀事件 死刑囚(1964/日)アメリカ恐るべし。井上昭文の記者が素晴らしい。こんな格好いい文屋の連中は、本邦からもういなくなったのだろう。 [review][投票]
★3他人の顔(1966/日)前半の包帯人間は『透明人間』(33)の二番煎じの愉しさがある。俺は誰でもないんだ!と強姦始めるトンデモ展開は吾妻ひでおの漫画のほうが面白かった。 [review][投票]
★4日本万国博(1971/日)網羅的で細部にいろいろ発見がある丁寧な記録。サンフランシスコ館の館長が姉妹都市大阪市の式典に参加して中馬市長に記念品を渡しているのは、次回の万博では再現されない。 [review][投票(1)]
★2ときめき(1973/日)毒も薬も盛らないのもテクのうちなんだろうが、ここまで内容が薄いと困ってしまう。味のしない食事という新型コロナの症状はこんなものか。浅田美代子の「赤い風船」聴いて筒美京平の追悼ができたので1点加点。口パクだけど。 [review][投票]
★3金曜日の寝室(1978/日)まるで世界は浮気で出来ているかのような世界観素晴らしく、古臭いフュージョンの劇伴が陰惨な復讐劇を軽薄に肯定し続ける。フュージョンってそういう音楽。 [review][投票]
★4はりぼて(2020/日)フロイトは「不気味なもの」とは「親しいもの」だと説いた。もしそうなら、この映画で入れ替わり立ち代わり登場する奇怪な連中は、君や僕が抑圧した亡霊たちなのだろう。市長が最高に不気味で小沢栄レベル。 [review][投票(2)]
★5スパイの妻(2020/日)なんと黒沢のカント主義宣言。高橋一生は9.5ミリ映画で世界を救わんとする(含『河内山宗俊』のネタバレ)。 [review][投票(3)]
★3G・I・ブルース(1960/米)GIは駐留先でモテるという幻想をヤンキーの観客に植えつけたのだとしたら、国際犯罪の温床のような映画だ。地元の娘との赤ん坊を巡るドタバタってのも笑えない話。 [review][投票]
★3アウトブレイク(1995/米)コロナ禍で観直された作品。速攻で町封鎖してすぐテント村が完成するアメリカは文明国だなあと思わざるを得なかった。 [review][投票]
★2フライト・ゲーム(2014/米=英=仏=カナダ)邦題はこんなもんゲームだと云っているのだが別に揶揄のつもりはないらしい。確かにちょろちょろ動き回るキャメラはゲームらしく軽薄で、飛行機の外観が全くリアルでないのも終盤をゲーム感覚にしている。 [review][投票]
★4撤退(2007/独=伊=イスラエル=仏)様々なモブシーンで綴られたガザ地区撤退の混乱。アンゲロプロスと比べるといかにもスケール感不足だが、予算のないなかゴダールの応用編で良くこなしている。こういうのは撮っただけ偉いと思う。 [review][投票]
★5プリズン・サークル(2019/日)犯罪加害者の告白というワイズマン的主題が堂々展開され、多くの気づきを与えてくれる秀作。官制のキナ臭さを心配したが皆無に近かった。優れた犯罪映画と近似する、深く濃くて辛い、人として目を背けてはいけない体験の記録がある。[投票]
★4ソ連人工衛星 宇宙征服(1957/露)眠っていた向学心を起こしてくれる学研の科学と学習の世界、実に愉しい文部省選定映画。アニメ使った解説にラング『月世界の女』の影響が見えると思う。『2001年』に影響を与えたのは月ロケットの船外作業の描写などだろう。 [review][投票]
★5下郎の首(1955/日)失われた『下郎』(27)はもっと尖ったフィルムだったに違いない。このセルフリメイクは地蔵さんのように穏やかだ。河原者の芸能描写も素晴らしい。 [review][投票]
★3虹の谷(1957/日)材木切り出しの描写が箆棒の迫力、ホークス『大自然の凱歌』日本版の趣があり、失われた労働の記録としてとても愉しい。左幸子はここでも最強で、山娘を演じて彼女に敵う女優はいないだろう。 [review][投票]
★4ソ連脱出 女軍医と偽狂人(1958/日)トンデモ映画と知って観る分には罪のないトンデモ映画。「ラーゲルの性典」なる原作があるらしく読んでみたいと一瞬だけ思わされた。細川俊夫の造形の見事さは賞賛に値する。俳優ってのは凄いもんだ。 [review][投票]
★3汚れた肉体聖女(1958/日)トンデモ映画と知って観る分には罪のないトンデモ映画。大空真弓18歳ですでに性格俳優、「お姉様に叱られたくて」という科白が泣かせる。なんで新東宝に入ったのだろう。なんでミッションスクールに底無し沼があるのだろう。 [review][投票]
★4女の防波堤(1958/日)慰安婦を手始めに浮沈を繰り返すトンデモ展開なんだが笑えない。「女三界に家無し」を地で行った話で、家制度がなくなり戦後民主主義が根付かぬ端境期にこんな悲劇は幾らでもあったのだろうと思わされる。 [review][投票]