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寒山拾得さんのコメント: 更新順

★4天國はどこだ(1956/日)真面目な真面目な松林は木村功を国定忠治で終わらせない。好感を持って観た。金やんは存在感抜群。自身も貧乏だった彼の起用に、込められたものがあっただろう。 [review][投票]
★2河内風土記 おいろけ説法(1961/日)赤色劣化激しい身障者ネタ連発コメディで、いまや免疫のある好事家限定作。今東光の説法も大したものではなく、渋谷『気違い部落』にも遠く及ばない。田原知佐子千之赫子環三千世ときれいどころが並ぶので惜しいんだけど。 [review][投票]
★2としごろ(1973/日)森昌子秋谷陽子石川さゆり山口百恵という浮かび上がる当時の序列に沿って、石川はレイプされ、山口はデヴュー曲がタイトルなのに唄わせてもらえない。芸能界裏事情の抑圧を観客にも押しつけるかのようで実に辛気臭い。 [review][投票(1)]
★4アラン・ドロンのゾロ(1974/仏=伊)原作自体が面白いのだろう。演出もとてもいい。ユーモラスな格闘、とりわけ中盤の豪勢美術の市場、長屋の二階屋から転落連発のアクションが秀逸。各少女歌劇団、初期の少女漫画及びジャッキ―・チェンは大いに影響を受けたに違いない。 [review][投票(1)]
★3ロスト・イン・北京(2007/中国)腹黒さが競われる大映好みのサスペンスで、序中盤の喜劇は面白いんだけど終盤は弱かった。問題になるほどのエロ描写は見当たらなかったが編集後なのかも知れず。 [review][投票]
★5友罪(2018/日)ヘヴンズ ストーリー』の主題を展開させた見事な続編。瑛太の怪演に併置されることにより、単発なら平凡だっただろう富田靖子佐藤浩市のドラマまでが輝きを得た。集団心理に従うあの気分は何なのだという問いかけが、ずっと残る。 [review][投票]
★3続スーパージャイアンツ 毒蛾王国(1959/日)Super Giants第9作・一話完結。最終話。宇津井健のお下劣な球袋も見納め。彼が最初の原水爆禁止の動機を忘れ去って子供と戯れ続けた本シリーズは、まるで戦後日本の戯画のようだった。博士の娘の星輝美も看護婦の西朱美も無駄に可愛い。 [review][投票]
★3続スーパージャイアンツ 悪魔の化身(1959/日)Super Giants第8作・一話完結。屋根に乗ったボールを空飛んで取ってきて子供に取り入る宇津井健はやすやすと保育園への潜入に成功する。この男も狐婆さん同様に怪しいと思うのだが、どうしてみんな簡単に受け入れるのだろう。ヒーローもの永遠の謎。 [review][投票]
★3スーパージャイアンツ 宇宙怪人出現(1958/日)Super Giants第7作・一話完結。監督交代しても同じような子供向けお笑いアクションだが、せっかくの田原知佐子が活躍しないセンスは絶望的に貧しい。失って始めて判る石井輝男の美女使いの素晴らしさだった。 [review][投票]
★3スーパージャイアンツ 宇宙艇と人工衛星の激突(1958/日)Super Giants第6作・後篇。悪役組織名が「黒い衛星」なのに人工衛星が白色なのは脚本部と美術部の連絡ミスではないのか。マシンガンぶっ放す三ツ矢の活躍が嬉しい(含『月世界の女』のネタバレ)。 [review][投票]
★3スーパージャイアンツ 人工衛星と人類の破滅(1957/日)Super Giants第5作・前篇。宇宙世紀1年、ついに必殺三ツ矢歌子投入、21歳なのに三つ編みのセーラー服姿。人工衛星の見回りしている宇津井健のマヌケな風情に独特の見応えがある。 [review][投票]
★3鋼鉄の巨人 地球滅亡寸前(1957/日)Super Giants第4作・後篇。恐ろしいタイトルだ。カピア星人はハリウッドB級ホラー好みで妖怪人間ベロやベラに似ており、全員で万歳する円卓会議が素敵。ガス浴びると溶けてしまう描写は子供なら衝撃だろう。 [review][投票]
★4伊豆の娘たち(1945/日)戦後はじめて映画館にかかった邦画の由。戦中は検閲で没になっていた、戦意高揚のやる気のなかった五所の松竹伝統結婚喜劇。笑えるし人情充実、そして何より水も滴る超美人女優四元百々生の記録として価値高い。 [review][投票]
★3鋼鉄の巨人 怪星人の魔城(1957/日)Super Giants第3作・前篇。池内淳子は去り地味なキャストがいかんともしがたいが、当時の疫病対策は見処で興味深い。「奇病」が出た家には門扉に赤旗が立てられ立入制限。追跡調査をしっかりやっているのが素晴らしく、ついには学童疎開が始まるのだった。 [review][投票]
★3続鋼鉄の巨人(1957/日)Super Giants第2作・後篇。子供向けアクションが中心で引率の保護者には退屈な時間帯。瀬戸麗子への軟禁・拷問ではこの監督の嗜好がさっそく表明されている。子供向けなのに。 [review][投票]
★4鋼鉄の巨人(1957/日)Super Giants第1作・前篇。子供向けなのだが爆笑ネタが揃っていて大人も愉しめる。冒頭のシュールな宇宙人会議でまず度胆を抜かれる。池内淳子のシスター姿が麗しく、引率の保護者向けサービスが行き届いており好感度大。 [review][投票]
★3ハワイ珍道中(1954/日)新東宝初カラー作品にして寅次郎いつもの古典主義喜劇。オワフ島の町中でチンドン屋が「戦友」奏でたり、先住民を食人族に見立てたりの顰蹙連発。リットン卿来日に合わせて『スットン狂』撮った監督らしい無茶苦茶で、『竹の家』(55)はアメリカから本作への報復だったのではないか。 [review][投票]
★3極楽島物語(1957/日)兵隊さんは食いものの話ばかりしている。人間を豚と間違えて襲いかかり、月は大福もちに見立てられ、宮城まり子のり平有島喜頓をバックに焼き鳥の歌を唄う。「戦争さえなければどこでも極楽島」。 [review][投票]
★4胎児が密猟する時(1966/日)若松映画に共通する、ドン詰まりの状況から加害者の自滅と被害者の反撃を画策しようとする作戦立案の倫理観が、本作でもすでに認められる。 [review][投票]
★3犯された白衣(1967/日)「正常化バイアス」の典型例、リチャード・スペック事件から構想されたミソジニーのファシスト類型とポリアンナ症候群の最悪の遭遇。得るものはあるが血なまぐさくて何度も観たい映画ではない。夏純子は本作の収穫ですでに魅力全開。 [review][投票]