コメンテータ
ランキング
HELP

寒山さんのコメント: 点数順

★5晩春(1949/日)二人で観る能舞台の演目は「杜若恋の舞」、身分違いで結ばれなかった在原業平と恋人杜若に憑依された者の狂気の舞であるらしく、原節子の狂気を見事に具象化している。 [review][投票(6)]
★5初恋のきた道(2000/中国)頑迷な老人はいったい何故にして頑迷なのかという市井の永遠の謎に、アイドル映画という奇矯な方法でもってひとつの説得的な解を提出した傑作 [review][投票(5)]
★5驟雨(1956/日)イジワル婆あちゃん水木洋子とヤルセナキオの絶妙な相性が産んだ傑作。紙風船は落下することなく浮遊し続け、ふたりの勝負は永遠に続くだろう。 [review][投票(5)]
★5二十四の瞳(1954/日)戦後版『陸軍』、創作童謡映画、贈与の映画、悪役の映画、ロングショットの傑作。 [review][投票(5)]
★5パッチギ!(2004/日)加藤和彦の音楽監督による松山猛の伝記。語り継がれるべき文化史を井筒はかつての大島のように、極彩色の演出で塗り潰したうえで、彼等を讃えている。 [review][投票(5)]
★5希望のかなた(2017/フィンランド)あっけらかんとしたご都合主義は極点にまで彫琢され、寓話の外部にある現実の過酷さが行間から浮き彫りにされる。カウリスマキの物語話法の一大成果。 [review][投票(4)]
★5お早よう(1959/日)喜劇らしい脇役天国に全編見せ場のテンコ盛り [review][投票(4)]
★5魚影の群れ(1983/日)円環を描く未解決事件、80年代に投げ出された神話的異物。 [review][投票(4)]
★5父と暮せば(2004/日)父は元気のない娘を幸せにするために出てきたのではない。 [review][投票(4)]
★5百円の恋(2014/日)安藤サクラに惚れる二時間 [review][投票(4)]
★5ハンナ・アーレント(2012/独=イスラエル=ルクセンブルク=仏)これは評価の固まった偉人の伝記作品でもなければ、死んだ犬ナチスをもう一度蹴飛ばす娯楽作品でもない。ロングランは故なきことではない。民族的な言説空間に埋没するなというメッセージは、いまの日本にこそ必要なものだ。 [review][投票(4)]
★5もらとりあむタマ子(2013/日)世間に折り合いをつける父娘二人の共犯関係 [review][投票(4)]
★5ヒミズ(2011/日)無根拠な「がんばれ」 [review][投票(4)]
★5ゾンビ(1978/米=伊)余りの即物さにこれはいったい何なんだという暗喩探しの誘惑が巧みに仕掛けられている。難民。ベトナム戦争敗退。高齢化社会と徘徊老人。パクス・アメリカーナ終焉の予感(するとゾンビは日本人か)。 [review][投票(3)]
★5ブルージャスミン(2013/米)ユダヤ・ジョーク版「ボヴァリー夫人は私だ」。内視鏡検査が楽しみと語るお婆さんが素晴らしい。 [review][投票(3)]
★5午後8時の訪問者(2016/ベルギー=仏)ただ雨に濡れた車道を通る車の通過音だけが流れるエンドロールの時間の、何と充実していることか。 [review][投票(3)]
★5独裁者と小さな孫(2014/グルジア=仏=英=独)同床異夢の男たちの円陣を追うキャメラが素晴らしい。映画でしか描けない理想が確かにある。 [review][投票(3)]
★5競輪上人行状記(1963/日)極めてアクチュアルな宗教映画。これほどラストの決まった映画を私は知らない。小沢昭一は天才だ。 [review][投票(3)]
★5ツィゴイネルワイゼン(1980/日)「人間の遺体から骨だけ取り出すことは可能かね」あの状況なら、私が藤田敏八でも医師にそう尋ねるだろう。 [review][投票(3)]
★5岸和田少年愚連隊(1996/日)登場人物が皆人生こんなものというある種達観した世界観を抱えているニュアンスに惹かれる。油濃いメッセージを必要としない井筒の理想郷が見事な一貫性をもって繊細に構築されている。 [review][投票(3)]