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寒山拾得さんのコメント: 投票数順

★2地球に落ちてきた男(1976/英=米)なんたる安さ。前振りも回収もない展開は思いつきにしか見えず洋ピンのようで、それでも物語が成立しているのは通念に従っているからに過ぎない。これではボウイが気の毒。美術も撮影もMTV程度。 [review][投票(1)]
★3わが生涯のかがやける日(1948/日)戦争利権を描いてGHQと検察庁にズタボロに切られたらしく、さすが新藤であるが残されたフィルムは偶然過剰の空疎な活劇に過ぎない。ヒロポン中毒の森雅之、世間から逃げ回る清水将夫、抽象的な科白を血肉化する宇野重吉と、役者は揃っていたのに残念。 [review][投票(1)]
★4信さん 炭坑町のセレナーデ(2010/日)おばさん、もう三振しとるとよ。 [review][投票(1)]
★4FAKE(2016/日)「事件」について何も知らずに観たが、それでも色々感想が湧いた。熟知したうえで観たらもっと面白いのだろう。しかしそのために週刊誌のバックナンバーをひっくり返す気にはならない。 [review][投票(1)]
★1生きてるものはいないのか(2011/日)典型的なルサンチマン映画 [review][投票(1)]
★2湯殿山麓呪い村(1984/日)絶対擁護の覚悟で観たが見事陥落。 [review][投票(1)]
★5カケラ(2009/日)勁くあること、理屈で負けないこと、羞恥心に負けないこと。LGBTに限らず、誰もが持つ自分のマイノリティな部分にどう向き合うかについて、中村映里子の極端な造形は示唆に富んでいてとても魅力的。教えられた。 [review][投票(1)]
★5この窓は君のもの(1994/日)素敵な90年代版『翔んだカップル』 [review][投票(1)]
★3兄とその妹(1939/日)主人公の自覚せぬ不安の描写の巧みさ。収束は2点減点。 [review][投票(1)]
★3オールド・ボーイ(2003/韓国)立小便とか突然の色恋とか餃子とか横移動の喧嘩とか、ギャグ映画として観る分には面白かったのだが後半退屈。ユ・ジテの造形ほか後出しのネタが多くてそれは困りましたねという感想しか出てこないし、軽妙な演出も軽薄に見え始めた。[投票(1)]
★2夏の妹(1972/日)いろいろあったけど未来志向、でいいのだろうか。 [review][投票(1)]
★4アポロンの地獄(1967/伊)即物性を極めた描写と異形な面々、無国籍な音楽でトリップさせられる。この作風は新藤兼人等を想起させられ、同時代性を感じさせる。 [review][投票(1)]
★5頑張れ!グムスン(2005/韓国)俺の偏愛映画。所帯じみたペ・ドゥナ愛おしく異郷の一夜は悪夢のようで脱力ギャグは素敵な人生賛歌。家事のモチベーション上げるのに最適という余得も素晴らしい。一般には★2つでも納得。[投票(1)]
★4瀧の白糸(1933/日)ミゾグチのサイレント期の代表作と呼ぶに相応しい神業の如き構図の連発。収束の脱落が実に残念。 [review][投票(1)]
★4フラガール(2006/日)今も昔も芸道と借金の関係は変わらないものだという点、伝統的な日本映画。ただ高度成長期の時代錯誤を見せられた感も強い。 [review][投票(1)]
★3こころ(1955/日)猪俣勝人ってこの程度なのか。キャストや美術は良いのだがホンに意欲が感じられず、文学は映画にならないというヒッチコックの名言の傍証に留まっている。これなら断然和田夏十に書かせるべきだった。 [review][投票(1)]
★4イタリア旅行(1953/伊=仏)感情のもつれを純度高く描いて心底うんざりさせられる。これも映画、見事な人生の描写。日本でリメイクするなら「インド旅行」を希望。 [review][投票(1)]
★3偽大学生(1960/日)ジェリー藤尾を主演にして袋叩きにして、娯楽大作にはなったが、失うものも多かっただろう。 [review][投票(1)]
★5ノスタルジア(1983/伊)坂道を斜めに駆けおりる犬を追いかけて棒っ切れを投げる少女。屋根の上にゆっくり現れるあれは太陽なのか月なのか。これら描写の美しさは国籍を超えて我々の心を鷲掴みにする。映画においては、1+1=1は成就している。 [review][投票(1)]
★4古都(1980/日)途中までは覚束ないが、収束はとてもいい。制作側が本作を大歌手の引退興行の一貫として捉えているのは明らかだが、そんな思惑を超えた秀作と思う。 [review][投票(1)]