[コメント] 皆殺しのスキャット(1970/日)
清順ヤクザ映画から外連味を外した具合で、いい断片もあるけど総じて淡泊。『ある殺し屋』系統を期待して外れ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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格好いいタイトルなのに残尿感ばかりが残る。待ち伏せされた刺客とか、番犬に追われる車とか、突然盛り上がるシーンはあるけど、迫真力にはつながらない。ヤクザには正義はないという物語を資本主義社会の縮図にするためには、兄貴の穂高稔にもう少し寄り添う必要があったと思う。そんなテーマなどどうでもいいのなら、松方弘樹をもっと遊ばせる切り口が徹底された方が好ましかった。収束も淡泊、せめて南美川洋子をもう一度拝ませてくれてもいいのではないだろうか。代貸の南祐輔はいい迫力。
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