コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ジェーン・エア(1944/米)

長編ダイジェストで後半になるほど気忙しく巻きが入り支離滅裂になる。結局序盤のペギー・アン・ガーナーとともになされる寄宿学校批判が一番いい。
寒山

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







映画は明らかに『レベッカ』(40)のパクリ企画でヒッチほど冴えていない。オーソン・ウェルズものには古城がもっと上等に撮られたものが幾つもあるだろう。両作の予算は同規模とのこと。

篭城しているウェルズの正妻の立場がとても恐ろしい話であるが、これを映画が真面目に考えようとしないのは明らかでただのゴシック趣味に終わる。怪奇趣味とは、物事を突き詰めて考えない処に生まれるのだろう。

本作でもっとも真っ当な人物は、ペギー・アン・ガーナーに寄宿学校へ戻れと諭す医師である。たとえ酷い処でも、そこで学んで真っ当な人物になることが神意に適うのだと。終盤のジョーン・フォンテインが棄てられて故郷へ戻るとか、ウェルズが失明するとかの畳みかけるドタバタは、医師の真面目さに呼応した地道なものでは全然ないのであり、浅墓な印象ばかりが残る。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。