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[コメント] くもとちゅうりっぷ(1943/日)

軍の援助なしに完成させた、松竹らしい軍部への抵抗の成果品。嵐の中の蜘蛛さんの活躍素晴らしく、敵ながら天晴、生態系の厳しさへの感慨が残る。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







基本ディズニー直系の極端なキャメラワークが連発される。糸手繰り寄せて急上昇と急降下、糸使ってロデオのロープ投げ等、蜘蛛さんにオリジナリティがあっただろうか。雨の精密描写など、庵野は引き継いだのだろう。花に助けられたてんとう虫のハッピーエンドの一方。嵐で吹き飛ばされていなくなる蜘蛛さん、どこに行っただろうの感慨がある。

戦時色はなく、あえていうなら白人対黒人に見え、その点は時代の限界があるだろう。テントウ虫はベティ・ブープが入っており肉感的デやたら色っぽいし、蜘蛛さんはカルピスの昔のキャラみたいだ。民謡VSオペラに軍国主義を見るのは無茶で、オペラはドイツ人やイタリア人が唄うものだろう。

気楽な歌も忘れ難い。 ♪てんてんてんとう虫お天道様の子 お花を覗いてお早うさん 葉っぱに登ってこんにちは

(評価:★5)

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