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[コメント] 暴力の街(1950/日)

本庄事件のドキュメンタリーとして観るべきなんだろう。ドラマが盛り上がらないのはもう、この市民運動が余りにも見事な成果を収めたためだ。呉や広島では新聞記者は仕事していなかったようにも見える。
寒山

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







山本演出は平板であり、後の『台風騒動記』の悪魔のような市議会を知るものにとっては物足りないが、ここでも三島雅夫はさすがの冴えを示しているし、岸旗江は相変わらず颯爽としており、ごろつきが闊歩する町は困るねえというポイントは押さえられている。この軟弱な博徒連の間違いは、警察に過密着になったために、普通に法律で裁かれちゃったってことなんだろう。志村喬殿山泰司が同じフレームに収まる画はレアかも知れない。

しかし酷い事件である。警察署長が辞表出すとは。冒頭にプレスコードの引用が出てくるが、実際は記者はGHQに駆け込み、軍政部が知事に指令を出したという経緯があるらしい。本作は国会でも取り上げられており、外部との剣突のほうが面白かった模様。市民たちの訴える方法は貼紙とビラ撒き。覚えておこう。上映された16mmは音声トラックの不調甚だしかった。補修を望む。

(評価:★4)

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