[コメント] サザエさん(1956/日)
らしい小ネタ満載のなかあちこち突進し続ける江利チエミの麗しいこと。陽気な役処で魅力全開、なんでこの人がスタアだったのだろう、時代の不思議が詰まった傑作。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
藤原釜足と清川虹子の夫婦はベストセレクトで、サザエとカツオの喧嘩はどれも抜群のアクション。鶏小屋に自ら閉じこもる神経衰弱のような仲代達矢、消防車と昼の時報の勘違い、アチャコと再遭遇を繰り返すチエミ、森川信の女装ネタ、金語楼が耳が遠いと勘違いする件、夢遊病のようにチンドン屋に連いて行くカツオと結婚式に乱入するワカメのWギャグ、失恋してあんみつ喰い過ぎるチエミ。どれも素晴らしきサザエさんの世界。漫画版は相当にブラックなのだ。
そして映画はミュージカルで自己主張、バス停(成城町とある)におけるチエミのビビデバビデブゥは傑作、ダーク・ダックス再登場による収束は何と『8 1/2』。素晴らしい。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。