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[コメント] 薔薇合戦(1950/日)

若山セツ子桂木洋子が姉妹役で出ずっぱりという至福。丸顔美人ファン必見。残念なことに話は女性解放の行き過ぎを糺すみたいな辛気臭い保守作。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ナルセは戦前から貧しい女性の味方だった訳で、三宅邦子の女社長なんて設定が通用する社会の到来はそれらの成果であったはずだろう。それが、社長業に失敗して小さなお店を目指すという収束では詰まらない。女の起業なんてこの程度、と云ったニュアンスがあり、保守派が喜びそうな話で終わる。

「あいつは冷たい人形なんだ」みたいな通俗、大坂志郎は付き合ったら薄っぺらい人でしたという自由恋愛の限界みたいなお説教も鬱陶しいし、タイトルも阿呆らしい。丹羽文雄ってのはこんなもんか。

(評価:★3)

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