[コメント] ユンボギの日記(1965/日)
オーシマとは信じられないこの率直な詩情は、日本を撮った変態映画群と余りにも好対照
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
学生運動が民主化へと繋がった韓国市民への敬愛に満ちている。変態に撮る必要ないのだ。
「唐辛子は煮詰められてますます赤くなり、麦は死して新しき芽を吹く」。オーシマはこの少年から学生運動に至る動機を見ようとしている。貧しさに希望を抱く思想は毛沢東みたいなものだろう。時代のひとつの認識が垣間見られる思いがする。
失踪した妹がバスで歌を歌って金を稼いだというエピソードが忘れ難い。方法論は『忍者武芸帳』のエチュードのようだ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。