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[コメント] ここに泉あり(1955/日)

前半に破格に素晴らしい場面がふたつあり、ひとつはここまで主演なのにほとんど喋らない岸恵子(この演出はとても面白い)が少女に花を貰ってはしゃぐ件、もうひとつはハンセン病療養所での突然に緊張漲る演奏の場面。
寒山

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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楽団ものはハッピーエンドと相場は決まっているが、本作も赤とんぼの合唱辺りで何か絶妙なワンフレーズを入れて終わっていれば、リアリズムの傑作だったのにと私は惜しむのだった。実話ものではそうもいかないのだろうけれど。

仲間のフランス留学を羨む岸恵子は、我々が誰でも知っている彼女のその後のプライベートを彼女だけ知らずに演じている訳で、不思議な気がする。終戦直後の満員電車のシーンはよく撮らせてもらえたなあと、これも不思議。解散式の乱闘、加東大介に一本背負いを決める東野英治郎は爆笑もので、小林桂樹の奮闘ぶりも心に残る。

(評価:★4)

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