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[コメント] 緑色の髪の少年(1948/米)

赤刈りでヨーロッパへ亡命することになるロージーが、パット・オブライエンらの属するハリウッド調を批評した作品、と観るべきなのだろう。
寒山

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







そんな妙にウキウキした芸風では何も語れないよ、と。もちろんラストは取ってつけたようなものだ。戦災孤児の亡霊が現れる件は対照的にネオ・リアリスモの文法が採用される。この併置が本作のキモだと思う。

「ネーチャー・ボーイ」は本作のために書かれた曲ではなく、エデン・アーベス(ヒッピーに影響を与えた人らしい)のヒット曲で、これを本作が採用したもの。ナット・キング・コールが有名にしたが、コルトレーンが死ぬ間際まで吹き続けた曲として記憶されている。トレーンは本作を観て、作品の含意を踏襲して演奏していたに違いない、と感じた。愚鈍に伝え続けることの大切さを、である。

(評価:★4)

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