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[コメント] 浪花の恋の物語(1959/日)

金が敵の世の中でござんす、なるワンフレーズで観る者を考え込ませ、あとは東映美術の乱れ撃ち。有馬稲子の舞踊のトリッキーな様式美は、任侠映画や清順を二番煎じと知らしめるに充分の完成度。片岡千恵蔵の近松、何もできぬ文弱の哀れが印象に残る。
(★4 寒山拾得)

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