コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 鋼鉄の巨人 地球滅亡寸前(1957/日)

Super Giants第4作・後篇。恐ろしいタイトルだ。カピア星人はハリウッドB級ホラー好みで妖怪人間ベロやベラに似ており、全員で万歳する円卓会議が素敵。ガス浴びると溶けてしまう描写は子供なら衝撃だろう。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







スーパージャイアンツ 鋼鉄の巨人/地球滅亡寸前』。「續」は入らない。このとき、後篇は「続」を入れるという法則性を逃したため、以降のタイトルが実にいい加減になったように見える。

カピア星人が博士の家に潜入する辺りが盛り上がる。火傷だと包帯グルグル巻きで兄と偽って潜入する星人。夜の町を逃げる勝間典子ちゃんは、橋の下で野宿しているゴミ拾いの屑籠に隠れ、星人は夜回り警官の目眩ましのため、娘がいるとは知らずにこの籠を担いでゴミ拾いに化けて、町をさまよう。これがいいサスペンス。ホームレスを普通の町の風景として描く辺りに時代が現れている。

ラストの対決は逆回転フィルム含めてサイレント期のオマージュの如しだが、しかしサイレント期より劣っているように思う。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。