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[コメント] メリー・ポピンズ(1964/米)

ブレヒト流儀の銀行批判から狐狩り批判まで、メリー・ポピンズ降臨は大英帝国の価値観転覆のためとしか見えず、何とも過激な童話だ。
寒山

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







最後は銀行頭取を笑い死にさせてしまうのだから凄い。アメリカにとって64年はビートルズの年だった訳だが、ミスター・バンクス(すごい名前だ)デヴィッド・トムリンソンポール・マッカートニーそっくりで、これもまたイギリスをからかっているように見える。この人の最後の狂いっぷりも凄味があって印象に残る。

画面の暗さ、特に煙突掃除夫たちのダンスは『ウェスト・サイド物語』からの影響を見るべきなのだろうか(PM2,5の濃度はいかばかりか。温暖化政策における先進国の責任を図らずも描写してもいる)。これも含め、ディズニーも60年代の空気を吸っていたのだという感想を受ける。

人物が空飛ぶシーンのアングルの素晴らしさはさすがディズニーで、とりわけ天井でのお茶会や頭取爆笑の件は抜群。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)Orpheus けにろん[*] DSCH

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