エンディングについては、まったく予想だにしていなかった。

もうちょっと粘っていればいい結果になるんじゃないのかという事を考えさせつつも、序盤でスーパーから強行的にでていった中年女性の「言ったでしょ？」という表情がさらにいい。

そういった「あぁ！もうちょっとであぁしてれば！」という気持ちをおこさせる出来のいいエンディングである。

この映画を観て漂流教室を思い出した人が多いようだが、確かに似ている。

だが、俺はどちらかというとキングの製作したクリープショーのようなアメリカのホラーコミックを思い出した。

クリーチャーのデザインに関して言えば、往年のアメリカのホラーコミックであるECコミックを思い出させる出来であり、DVDのメイキングをみたらやはりアメリカンホラーコミック界の巨匠バーニー・ライトスンがクリーチャーデザインとして出演しているようだ。

やはり、キングもそうだが、ダラボンもきっと愛読者だったんだなぁ。

往年のホラーコミックへの愛に満ちたクリープショーとは別の方向性で作られたホラー映画の傑作、そして怪獣映画の傑作だなぁと思い感動した。

ダラボン監督とライトスン作画でゴジラ撮ってもらいたいなぁと思った。