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[コメント] 東京の宿(1935/日)

1935年作。白黒。サイレント。初めて観たわあ。 おもろかった!!!
よもやまななし

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







女房に逃げられた金も職も無い男が元気なこども(兄弟)二人を連れて パッと見のんきで陽気な感じで、原っぱの広がる東京を職を探していたら、 お坊ちゃんっぽい男の子を連れた擦れてない感じの女と出逢い、 兄弟たちも女になつき、お母さんになってくれたらいいね」っぽいときに 女が消え、数日後 男は呑み屋で働く女に再会し、理由を訊いたらが坊ちゃんが疫痢で……って話。

ゴミ処理タンク(円筒)とか、木のデカいタイヤとか、大八車とか、花火とか、 羊雲とか、顔みたいな電話とか、ちょいちょい円い物が映って、 「(人生って、止まってくれない=)転がってっちゃうのよね感」が、ステキ。 終盤以外は、アホで陽気でのんきな感じなのが、ええわ。 「自転車泥棒」とか、若い頃に観たときは、 「しみじみするわあ」って気楽に言ってられたんだけど、 中年になってから観たら、つらい内容だからこそ笑いを入れてくれないと ただのドキュメントやないかい!と思ったり。 また、もうすこし齢を重ねると、心境も変わるやもしれん。

 心境の変化は  大臣だって  ルンペンだって  同じだい!      作中より抜粋

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このコメントを気に入った人達 (3 人)ぽんしゅう[*] 寒山拾得[*] けにろん[*]

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