jollyjokerさんのコメント: 更新順
ファントム・スレッド(2017/米) | Mの境地。そして自分は変わりたくないけど変わりたくて救われたくて、そんな自分が好きなPTAの女性観。 [review] | [投票] | |
ビューティフル・デイ(2017/英) | 映像はシャープでホアキン・フェニックスの存在感はあるが、トラウマを抱え、それを隠すために自分を内に閉じ込めているジョーの雰囲気を出したいがための過剰な演出。リン・ラムジー6年ぶりの新作としても少々奇をてらい過ぎか。 | [投票] | |
万引き家族(2018/日) | 是枝裕和は自分の考えを言わない人だと思っていた。しかし本作で、彼は「言わない」のでなく「言えない」のだと確信した。正しい・正しくないではなく、疑問を作品に投影する人なのだ、ずっと考える人なのだ。 [review] | [投票(8)] | |
ゲティ家の身代金(2017/米) | 『甘い生活』を彷彿させるオープニングシーンが素晴らしく、犯人グループのチンクアンタロマン・デュリスが好演。一方、元CIAのチェイスマーク・ウォールバーグがデキる男とは思えないキャスティングであるばかりか、チェイスの存在が生かされない脚本に肩透かし。クリストファー・プラマーは品があり過ぎてケチぶりもいやらしくないので物足りない。 [review] | [投票(1)] | |
フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017/米) | 作品でことさら社会批判するのではなく、現実を現実として映し取るショーン・ベイカーの目は、キャストそれぞれの隠された一面を捉える。そのやり場のない悲しみを、パステルカラーの背景に添えて。 [review] | [投票(5)] | |
妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III(2018/日) | 夏川結衣に泣かされた〜!山田洋次が全国の主婦の気持ちを代弁してるんだろう、周りのおばさま方が皆頷いて涙していた。わかっちゃいるけど見てしまう安定の喜劇。 [review] | [投票] | |
モリーズ・ゲーム(2017/米) | 頭が良くて自信満々の女性役が板についているジェシカ・チャステインの、強気の行動と機関銃トークで少々疲弊するが、現在と過去のシーン切り替えで程よく進行する。ただし、ポーカーにはまっていく客が掛け金を引き上げざるを得なくなる緊張感と必死さの描写はやや弱い。 [review] | [投票(1)] | |
クライム・ヒート(2014/米) | デニス・ルへインの作品だから雰囲気とストーリーは良いのだが、テンポがやや悪くもたついている。ガンドルフィーニの遺作、トム・ハーディ との共演がうれしい。 [review] | [投票] | |
心と体と(2017/ハンガリー) | 監督の作品を初めて観たが、言いたいことがはっきりしており、ド直球の表現が好きだ。光と影の撮影、ピンポイントの対象物、現実と夢の対比。すべてが上手くまとまった作品だ。 [review] | [投票(2)] | |
さようなら、コダクローム(2018/米) | ベタなシナリオにあまり魅力のない二人ジェイソン・サダイキス】、エリザベス・オルセンが引っ張る展開なのだけれど、消えゆくものへの郷愁がぐぐっとくる。エド・ハリスは何をやらせてもドンピシャな巧さ。 | [投票] | |
女は二度決断する(2017/独) | ダイアン・クルーガーがただの美人で終わらず奮闘している。移民問題、極右思想、報復、親子関係など、良く練られたシナリオが最後まで飽きさせない。 | [投票] | |
ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(2017/英) | 歴史の一ページなんだろうけれど、私はチャーチルの妻に惹かれた。夫を手の上で操り・支え、家族を愛した女こそが、歴史を変えた影の立役者に思える。大きな仕事の裏には大きな女性がいるのだ。 | [投票] | |
ラブレス(2017/露=仏=独=ベルギー) | ファーストショットから感じる冷ややかな視点。全編を通して、身勝手な大人という鏡を見せられているようでチクチクする。一般的には子どもを育てながら親になっていくのだが、人間はそのうち「子どもを産む資格」が必要になるのではと思わせる。 | [投票] | |
セクレタリアト 奇跡のサラブレッド(2010/米) | ずっとその美しさと品を保っているダイアン・レインだけ見てた。女優という肩書がこれほど似合う人もいないと思う。 [review] | [投票] | |
ハッピーエンド(2017/仏=独=オーストリア) | もやもやと気分が悪くなるのに忘れられない作品がある。ハネケはまたしてもそれをやってくれた。 [review] | [投票] | |
ザ・シークレットマン(2017/米) | 『大統領の陰謀』をディープスロート側から描いていて、なぜフェルトが情報をリークしたか、というのが最後にわかった。能面リーアム・ニーソンとキレイなダイアン・レインの対比も面白い。 [review] | [投票] | |
しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016/カナダ=アイルランド) | たまたま出会った二人が、夫婦(というよりベストバートナー)になっていく様がほほえましく切ない。素朴な田舎でお互いを受け入れることは必然かもしれないが、逞しさや賢さこそが生きる力なのだ。主演二人の持ち味が最大限発揮されている! | [投票] | |
ヒットマンズ・レクイエム(2008/英=米) | マーティン・マクドナーが『スリー・ビルボード』でオスカー取ったら、「ケジメ」をつけるってこういうことかもねと改めて見直される作品だ。脚本はの上手さはすでに開花しているのだ。 [review] | [投票] | |
シェイプ・オブ・ウォーター(2017/米) | 水のように型にはまらず柔軟な心が愛を育てる、てな作品でしょうか。抑えたグリーンの色彩や冷戦時代の雰囲気などのプロダクションデザインが良いし、サリー・ホーキンス・マイケル・シャノンの目が強烈。ストーリーは残念ながら普通のロマンス。 [review] | [投票(3)] | |
ありがとう、トニ・エルドマン(2016/独=オーストリア) | 出っ歯小道具が最後まで効いていて、それでもただクスクスさせるだけでなく、ユーモアには人間の土台が必要だということがよく伝わってくる。ホイットニー・ヒューストンの歌がトニの娘へのメッセージなのでした。途中少し冗長なシーンもあったけど、好きだなぁ、こういうの。 [review] | [投票] |