jollyjokerさんのコメント: 点数順
きみの鳥はうたえる(2018/日) | 佐藤泰志の「俺ってこれでいいのだろうか」という問いの先にはいつも強くて自分を確立している女がいる。 [review] | [投票(3)] | |
スリー・ビルボード(2017/米=英) | 俳優陣がみないい仕事をしている。いい加減日本でもサム・ロックウェルがブレイクしてもいいんじゃないか。ウディ・ハレルソンの存在感もしかり。 [review] | [投票(3)] | |
FAKE(2016/日) | アメリカ人ジャーナリストとのやりとりのシーンが秀逸。ここまでは、正義が大切、ある意味全員が被害者、全員がいい人的な流れだったのが、このシーン以降一気に「全員が偽善者」と一変する。これこそがこの映画の成功点だろう。そして唯一ネコだけが日々をデレデレ過ごし、ヤツだけがすべてを知っている。 [review] | [投票(3)] | |
ドリーム(2016/米) | 黒人だけど、女性だけど、ゲイだけど、障碍者だけど。こういうエクスキューズが結局は「役に立つかどうか」でしか語られない気がする。役に立つかどうか、能力が秀でているかどうかだけが生きる価値なのだろうか。作品は、俳優も撮影もプロダクションデザインもセリフも素晴らしかったが、素晴らしかったからこそ、見終わった後に考えてしまった。 [review] | [投票(3)] | |
オーバー・フェンス(2016/日) | 訓練校の森をはじめ、みな飼いならされたワシのようなもの。オリの扉が開いていても、なかなかそこから出ていかないのだ。本当の寂しさと充実感は、外の世界を知った時に実感するのだ。 | [投票(3)] | |
きみはいい子(2015/日) | オトナ(といわれる年齢のヒト)が実は子どもにどれだけ助けられているか、オトナはもっと自覚しなければいけない。まっすぐな子どもを捻じ曲げてしまうのは、オトナなのである。 [review] | [投票(3)] | |
独裁者と小さな孫(2014/グルジア=仏=英=独) | 孫のストレートな質問に対する大統領の応え(信念)が徐々に揺らいでゆく演出が圧巻。登場人物の視線や風景、音など被写体すべてから、監督の訴えが伝わってくる。胸がつぶれます。 [review] | [投票(3)] | |
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015/米) | 今(2016年)だからこそ日本人にも見てほしい。気に入らない対象は徹底的に排除することがタダシイような風潮に疑問を投げかける作品だからだ。家族を思い、仲間を思い、「思想」ではなく「生き方」を貫いたトランボは、映画の裏方として輝くべき存在だ。そして、善き生き方を貫く人の作品は、素晴らしいのだ。 [review] | [投票(3)] | |
ヘイル、シーザー!(2016/米) | ハリウッドの内幕暴露と、宗教の嘘くささを揶揄しながら、コーエンお得意の「わかる人にはわかる」笑いを随所にちりばめてくれた。「誘拐事件」云々というより、兄弟の、映画への偏愛といくつもの作品のオマージュにあふれたお楽しみ作品。 [review] | [投票(3)] | |
ボーダーライン(2015/米) | 善悪のボーダーはどこなのか。国境の向こうの争いは単なる麻薬戦争ではなかった。この争いをロジャー・ディーキンスのカメラは、上空から撮影した乾いたメキシコの町、暗視スコープを通した追跡劇など、迫りくる臨場感で緊張を持続させた。デルトロの重さ(体重ともに)が良い。 | [投票(3)] | |
007 スペクター(2015/米=英) | オープニングの長いワンカット?からグイグイ魅せつけてくれるし、撮影技術と編集のうまさに唸る。さすがのボンドはお約束のエンターテイメントだから安心して楽しめた。ベン・ウィショウがどんどん良くなってる。過去のキャストのチラ見せでファンもうれしいだろう。 [review] | [投票(3)] | |
ブルージャスミン(2013/米) | キャスティング、プロダクションデザインが圧巻。ジンジャーサリー・ホーキンスとチリボビー・カンナヴァルのダサさも最高!イヤミったらしくないウディ・アレン初めて見た。 [review] | [投票(3)] | |
人生の特等席(2012/米) | クリント・イーストウッド のいつもの「娘への愛と懺悔」。I can't change...それをきっちり吐露したシーンがステキ。 [review] | [投票(3)] | |
レッド・ロケット(2021/米) | 正直すぎるお調子者どもを、ショーン・ベイカーは見捨てない。その視点はカメラワークと同じ、斬新ですがすがしくもある。 [review] | [投票(2)] | |
枯れ葉(2023/フィンランド=独) | 引退を撤回してまで言いたいことがあったカウリスマキ。 [review] | [投票(2)] | |
生きる LIVING(2022/英=日) | 黒澤版では冴えない小役人が、本作ではイギリス紳士然としたキャラクター造詣という違いはあるものの、オリジナルにほぼ忠実なリメイク。 [review] | [投票(2)] | |
ウェンディ&ルーシー(2008/米) | 詳細が描かれていなくても、通りすがりの町でありふれた人がありふれた時を過ごす。たった数日の出来事にドラマを見出して葛藤を探り出すケリー・ライヒャルト(ケリー・ライカートが正式表記?)の演出は見事。 [review] | [投票(2)] | |
ブラッドシンプル(1985/米) | 小道具やアップの使い方にシビレる!コーフンして冷静に書ききれないヤツだ! [review] | [投票(2)] | |
愛の嵐(1973/伊) | これは愛ではない、幻想だ。 [review] | [投票(2)] | |
ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019/米) | 農場と化学企業、ブルーカラーとホワイトカラー、疑惑と隠蔽、命と金。これらの対比がバランスよく描かれ緊張感が持続する。 [review] | [投票(2)] |