[コメント] 或る殺人(1959/米)
法廷ものではあるが、法律のスキをついて相手をやりこめるのでなく、ユーモアと一見マヌケのような戦術で陪審員を説得していく手法が面白い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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記録から削除されたやりとりについて、裁判に不慣れなマニオンは「陪審員は今のやりとりを忘れられるのか」。これに対してビーグラーは「忘れられるわけないさ」。観客をニヤリとさせるこのようなセリフと演出がいくつもあり冴えている。
オープニングクレジットでのジャズが法廷ものにはミスマッチなのではないかと感じたのだが、全体を通して観た後は、このBGMがとぼけた味の弁護士によく合っていた。また、秘書イヴ・アーデンがいかしたキレモノでシーンに華を添えている。
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