[コメント] あの日の声を探して(2014/仏=グルジア)
「戦争ヤダな、犠牲者は子供と小市民だよな」っていうことだけでも感じるには値する。映像の力は感じる。だけど・・・。
子どもの目を通して語られる恐怖と不安はハジアブドゥル・カリム・マムツィエフが好演するも、それを乗り越え、心を開くに至る描写が不足していることと、主人公キャロルの葛藤が表面的なために説得力に欠ける。
たしかにきっかけはちいさなものから始まるのかもしれない。小さな偶然やすれ違いで人の一生が大きく左右されるのかもしれない。映画はそうしたものをすくいあげて伝えたいことを伝える手段でもある。
ならばもっと丁寧に描いてほしかった。アネット・ベニング の使い方も不満。
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