[コメント] ブラック・クランズマン(2018/米)
黒人対白人という差別の図はもはや超えていて「オレ様がエライんだ」意識が蔓延している今、その意味のない優位意識を笑い飛ばしながら、世界に公平な目を開かせようとするスパイク・リー。怒りながら笑っている余裕すら感じる。
冒頭のボールガールアレック・ボールドウィンの講釈が気味悪く、「え、これそういう映画?」と引くものの、作品自体は差別主義者をおちょくった小気味よさもある。また、アカデミー賞の脚色賞を取ってはいるが、つっこみ不足のシナリオ部分もあるなど、焦点を当てたい点に集中するスパイク・リー節炸裂。アダム・ドライヴァーの起用は成功している。
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