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jollyjokerさんのお気に入りコメント(1/40)

思秋期(2010/英)★4 真実味のある『グラン・トリノ』。あるいは救われもしない『タクシー・ドライバー』か(主人公はロバート・デ・ニーロを気取る)。暗さに彩られたこの作品世界にあっては主人公たちは突出した行動の代償を支払わされ、すっきりした悪と正義の分岐点などは見当たらない。ゆえにこれは活劇などではなく、主人公は疎まれこそすれ尊敬されなどしないのだ。 [review] (水那岐)[投票(1)]
アルキメデスの大戦(2019/日)★3 戦艦建造費の見積額の誤謬を証明する、というなんとも気が滅入るような、みみっちい、貧素な、こじんまりとしたお話を、よくこゝまで娯楽作として盛り上げたと思うが、その分、主人公・菅田将暉をはじめとして、舘ひろし國村隼橋爪功小林克也ら軍人達は、戯画化され過ぎているきらいがある。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
はじめてのおもてなし(2016/独)★4 泣いて笑って、楽しい映画。邦題だけ『ハートマン家へようこそ』じゃないのが不満です。 [review] (プロキオン14)[投票(2)]
特捜部Q 檻の中の女(2013/デンマーク)★4 なかなか上出来のデンマーク製ミステリ映画。まずは、各場面の舞台背景(装置やロケーション)がいい。夜の警察署前の濡れたアスファルトの絵面や特捜部の部屋(地下)の薄暗い照明もいいし、邦題で云うところの「檻」の閉所感が緊張の持続に機能する。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
スリー・ビルボード(2017/米=英)★4 世界には不条理と怒りが溢れている。その己の中の「怒り」を、ないことにするでもなく、捻じ曲げるでもなく、忘却するでもなく、あるがままに、飲み込み、「付き合っていく」。どんなに苦しく滑稽なあがきでも、望んだ結果を得られなくとも、そう生きていくほかない、ということか。 真摯な達観に至るロックウェルの表情が絶妙。 [review] (DSCH)[投票(6)]
運び屋(2018/米)★3 “今の”イーストウッドだからこそ作れた作品。ちゃんとその年代だから作れる役だった。 [review] (甘崎庵)[投票(2)]
SAFE セイフ(2012/米)★4 ステイサムの、決してキレイではない「泥臭いアクション」は結構好きだ。この人、笑うとただの「エロオヤジ」になってしまうので、こういう寡黙な一匹狼は真骨頂だろう。ストーリーの出来・不出来は別にして。 [review] (プロキオン14)[投票(1)]
新聞記者(2019/日)★3 より適切な標題は『官僚』である。ワーカホリック映画への志向が興趣を誘うが、労働の細部に関して埋めるべき余白は質・量ともに小さくない。「ハンドクリーム」などはよい。また、作劇の動力源と目的地が「情緒」であることを了とする限りでは成功作だろう。私だって西田尚美さんを泣かす奴は許さない! (3819695)[投票(2)]
或る夜の出来事(1934/米)★5 気付いてなかったのは自分だけだったんだろうか?モノの本によると・・・ [review] (くたー)[投票(16)]
僕たちは希望という名の列車に乗った(2018/独)★3 ベルリンの壁建設前の疑心暗鬼をファスビンダー的にシリアスな心理劇で示すべき題材だと思うのだが白黒明快な通俗に留まる。別に通俗でもいいのだがそこに心理劇では喰い合わせが悪く大雑把に留まる。 [review] (寒山)[投票(1)]
僕たちは希望という名の列車に乗った(2018/独)★4 旧東ドイツの自由への圧迫と密告体制はこうしてつくられていったのかとぞっとさせる。多感な高校生のちょっとした反感からの行動を「国家の敵」としてとらえ、徹底的に追いつめていく。そのやり方は、ファシズムと社会主義でも違いはない。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
横道世之介(2012/日)★5 世之介が、人いちばい優しい男だった訳ではないのだ。まだ何も成し得ていない時期の、曖昧で、心細く、不定型だった自分を、今、客観視できるようになり、余分な感情や記憶が削ぎ落とされ世之介の存在が純化されたのだ。時間には、そんな力があるということだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
さらば愛しきアウトロー(2018/米)★3 楽なんかしたくない。楽しいことがしたいだけ。うそぶく能天気な懲りない男の「微笑み」に映画役者レッドフォードの想いが重ねられる。そんな我がままに一瞬、不安の色をよぎらせながらも泰然と「微笑み」を浮かべ返すシーシー・スペイセクの母性的ゆとり。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
ファントム・スレッド(2017/米)★5 本来、「相手を理解する」という行為は途轍もない困難を伴うもので、大半が理解したつもりの共犯関係を演じているだけだ。お互いを守るために。そして、このゲームを破ろうとすると、自ずと二人の関係は命のやり取りになってしまう。その緊張の先にある異形の、便宜的に愛と呼ばれる何か。ビルとザ・ブライドのように。二人の間でしか成立しない、聖域の愛。菜穂子と二郎のように。変態万歳。 [review] (DSCH)[投票(5)]
エイリアン(1979/米)★5 改めて認識した特異点は、エロティックな演出の間合い。無垢な、剥き出しの生理。その生々しさが無機的な宇宙船の美術と対照して映え、密室で昇華、凝縮されていく。そして、そのグロテスクはヒト、生物そのもののグロテスクさも逆照射し、潜在的な暴力と性への嫌悪が刺激される。ただの「ホラーの金字塔」ではない。 [review] (DSCH)[投票(5)]
大統領の陰謀(1976/米)★4 一時の激情でなく,地道に正義感を抱き続けること。しかしそれでも時に誘惑があり,時に脅迫があり,そして疲労が蝕む。やはり全てのジャーナリストを目指す人たちへ。4.5点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
彼女がその名を知らない鳥たち(2017/日)★2 蒼井優先生はすごいんだが、映画としては好きになれない。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(5)]
彼女がその名を知らない鳥たち(2017/日)★2 まさかのハーレクイン・ロマンス。銀色夏生みたいなタイトルで感付くべきだった。 [review] (寒山)[投票(2)]
心と体と(2017/ハンガリー)★4 非常に細部を丁寧に見せる。それがスペクタクル。神は細部に宿る。映画の神=スペクタクルなので、スペクタクルもまた、細部に宿るのだ。牡鹿と女鹿。森と池。緩やかな時間の流れ。静謐な画面が美しい。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
舟を編む(2013/日)★3 「地道さ」の価値とロマンが地道に語られるのだが、若干29歳の石井裕也監督が原作ものの映画化に、何を仕掛けてくるのかを楽しみにしていた身には、いささかお行儀が良すぎて拍子抜け。製作委員会の朝日新聞が喜びそうな優等生映画に小さく納まってしまった。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]