jollyjokerさんのお気に入りコメント(2/65)
野のユリ(1963/米) | アーネスト・ホラーがこゝでは全編に亘って素っ気無い程シンプルな画面にまとめている。これはこれで題材に相応しい撮影だと思いながらも、それでも少々物足りなさを感じてしまう。ただし「建設」や「移動」が描かれている映画はもうそれだけで映画としての力を持つ。 (ゑぎ) | ケレン味溢れる画作りを得意とした[投票(1)] |
野のユリ(1963/米) | review] (にくじゃが) | お人好しの人々は、皆天使の仲間かもしれない。 [[投票(6)] |
野のユリ(1963/米) | review] (ぽんしゅう) | 正統派ナンバー・ワン!・・・30年ぶりに再見して、追記(2002・4・5) [[投票(5)] |
野のユリ(1963/米) | シドニー・ポワチエの1作、1作がアメリカ社会を変えていった。皮肉にも彼はアメリカを代表していたのだ。時代に挑戦していたのだ。 [review] (sawa:38) | [投票(5)] |
みじかくも美しく燃え(1967/スウェーデン) | review] (セント) | 耽溺的な美しさをゾクゾクと見る喜び。男と女の生の美しさ。ロングショットからの冒頭の草の萌ゆる色合いの見事さ。モーツアルトのたゆとう死のような白眉の高まり。 [[投票(1)] |
みじかくも美しく燃え(1967/スウェーデン) | ピア・デゲルマルクの綱渡りは『ピクニック』のシルヴイア・バタイユを想起させる鮮やかさ。 [review] (寒山拾得) | この兵役拒否の「失楽園」はヒッピー文化の反映に違いなく、[投票(2)] |
枯れ葉(2023/フィンランド=独) | けにろん) | 6年の雌伏期間を経て迷いはきれいに消えたけど折しも世界は混迷の極みに達する。そんななかで俺のオリジン、削ぎ落とされて残った根幹をやっぱ言っときたい。と出来上がった本作はエッセンスだけの純水のように澄み切っている。主演の2人も実に味わい深い。 ([投票(3)] |
コット、はじまりの夏(2022/アイルランド) | review] (ゑぎ) | 原題を直訳すると「静かな女の子」となるようで、英題を見ても、当然ながら、フォードの映画にインスパイアされたものだと推測したのだが、残念ながら、映画全体のルックや、細部の表面的な描写には類似性は見いだせなかった。 [[投票(2)] |
ロブスター(2015/アイルランド=英=ギリシャ=仏=オランダ=米) | 散歩する侵略者』に「概念」を奪われてメチャクチャなままに放置されたような世界観。間違いだらけの「愛」の実践(「講義」のバカバカしさ)から「じゃあ正解の愛ってなんだっけ」の宙づり感へ。愛の嘘を暴いて冷ややかに笑うレア・セドゥの「間違ってるのに正しい変なテロ」が不思議。 [review] (DSCH) | (多分)少子化、右傾化、からの全体主義が煮詰まると「愛」という「概念」が死ぬらしい。『[投票(3)] |
枯れ葉(2023/フィンランド=独) | review] (tredair) | オープニングがベルトの上を流れてくる生肉で、あ!「マッチ工場の少女」!とときめいた。カウリスマキの「一連の仕事や動作は丁寧にうつす」ところ素敵だよねー。歌や演奏の場面もだけど、とってつけた極短い挿入じゃないから、そこにはちゃんと物語がある。 [[投票(3)] |
オールド・ジョイ(2006/米) | review] (ぽんしゅう) | 車で山へ向かう二人は途中で道に迷う。目的地にたどり着こうと努力する男と、目的地に着くことが「目的」かどうか疑わしい男。ことさら「危さ」を煽る演出はなされないが、旧交を手繰る二人の微妙な所作や言動から「危うく曖昧なズレ」のようなものが伝わってくる。 [[投票(1)] |
ショーイング・アップ(2022/米) | ミシェル・ウィリアムズ)の衣服はルーズで野暮ったい。所在なげに立ち尽くす寸胴体型の後ろ姿から、ああこの人は善い人に違いないという気配が漂ってくる。こういう真面目で不器用な人ってとても人間的だ。 [review] (ぽんしゅう) | そんなものにかまっていられないのだろう。リジー([投票(1)] |
告発(1994/米) | ケヴィン・ベーコンの演技は本当に心打たれる。身を削る演技ってのは、正しくこのような演技を指すんだろう。 物語の最後、ケヴィン・ベーコンが刑務所長へ語りかけるシーンは、一生忘れないだろう。 (AONI) | この作品の[投票(1)] |
聖なる泉の少女(2017/グルジア=リトアニア) | review] (セント) | 90分、ジョージアという見知らぬ国の、神秘に出会う旅を体験した思いがする。映像は恐ろしいほど美しい。音も極端にまで制限し、しばらくは人の声さえ聞こえなかったぐらいだ。 [[投票(1)] |
カジュアリティーズ(1989/米) | ぽんしゅう) | 告発的な題材を扱っておきながら観終わった後に「いまさら何を」という感想を抱かせてしまうほど罪なことはない。残虐を描くことを目的としながら、ひたすら感傷的な音楽を垂れ流すのは、題材からの逃避であり告発行為に対する侮辱とみなされてもしかたない。 ([投票(4)] |
枯れ葉(2023/フィンランド=独) | review] (淑) | カウリスマキは勝てそうにない側に賭ける奴で、戦争がおきようが失職しようが、ロマンの方に張るという意思は強固だ。そのダンディズムが古くさいすれ違いメロドラマに息を吹きこむ。今どきタバコをバカスカと吸う映画を撮る非順応主義的態度も称賛に値する。 [[投票(4)] |
ショーイング・アップ(2022/米) | review] (ゑぎ) | 右へ横移動とパン、素早いズームイン・アウトを使いながら、いくつかの絵(デッサン)を見せていくクレジットバック。非常に意識的な、アングルを整えるようなズームの使い方だ。この後、本編中で目立ったズームは1回程度しかない(ビルの窓へ寄るショット)。 [[投票(2)] |
枯れ葉(2023/フィンランド=独) | アルマ・ポウスティと、彼女を見る警備員のカチッとしたショットが繋がれる。警備員がアンサに気がある、という描写かと思った(険しい表情はフェイントかと)。 [review] (ゑぎ) | 溶明前にレジの音。開巻はスーパーマーケット。廃棄品をチェックするヒロインのアンサ−[投票(3)] |
俺ら東京さ行ぐだ(1985/日) | 黒魔羅) | コンビニの店長の方がつらいと思う。 ([投票(1)] |
枯れ葉(2023/フィンランド=独) | ぽんしゅう) | 解雇、怪我、紛失。身から出た錆か男の不運が続く。解雇、倒産、アル中嫌い。立ち直れそうでいて女の不運も続く。そんな二人の不器用な「出会い」もまた奇跡のように続く。富で愛は買えないが境遇は愛を育むのだ。カウリスマキのささやかで上品なプロレタリア映画。 ([投票(2)] |