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袋のうさぎさんのお気に入りコメント(9/23)

ジェイコブス・ラダー(1990/米)★3 ジェイコブ(ヤコブ)のラダー(梯子)の昇降運動。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
ハンナ(2011/米)★3 これはけっこうトンデモ映画として面白いです!なぜか眉毛を脱色したヒロインのシアーシャ・ローナン、彼女が最も可愛らしかった頃でしょう、彼女を見ているだけでも楽しめる。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
光りの墓(2015/タイ=英=仏=独=マレーシア)★5 眠り続ける兵士?そんなもの兵士ではない。ひたすら無視し続けること。それがウィラーセタクンの抗議声明なのだ。なんと頑強でしなやかなこと。そして飄々と“不思議”を駆使して“現実”を煙に巻く。思想や理念で体制を批判するのではなく生理で拒絶するのだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
ビリディアナ(1961/スペイン)★4 物語は単純というかあまりにわかりやすいのだが、あいかわらずの足フェチぶりや十字架型ナイフ、なわとび三段活用(跳ぶ、吊す、縛る)、つながれた犬、乳搾り等の扱いがおもしろい。シルビア・ピナルのうつろな美貌も素敵。 [review] (tredair)[投票(3)]
ノスタルジア(1983/伊)★4 記憶の中のろうそくの炎がいつまでも消えなくて参る。 (tredair)[投票(3)]
散り行く花(1919/米)★4 いたいけで壮絶でとても繊細な、永遠に曇天が続くかのような社会派メロドラマ。口に指をあてムリに笑顔を作るルシーの儚さときたら…。 [review] (tredair)[投票(4)]
サスペリア(1977/伊)★4 ダイレクトに塗ったり配置したりの「赤」よりも、照明で赤くする、ということに重点を置いた美術が魅力的。 [review] (tredair)[投票(6)]
裏窓(1954/米)★4 愛する男の生涯のロマンさえなかなか理解しようとせず、しかもやたらと「女はみんな同じよ!」と自分の価値観を全体に当てはめたがるヒロイン。を含め、どうにも好きになれそうにない奴ばっかり(通いの看護婦さんを除く)。 [review] (tredair)[投票(8)]
レネットとミラベル 四つの冒険(1987/仏)★4 ささいなことをあくまでささいに撮りあげ、かつ、きっちりと「興奮させる映画」にしてしまう。ロメールがそういうことにかけてどんなに巧みなのか、それがよくわかる。 [review] (tredair)[投票(9)]
共喰い(2013/日)★3 菅田将暉を見たくて見たのだけど、映画としてイマイチだった理由は菅田将暉を起用したせいな気もするからとてもモヤモヤしてやりきれない。 [review] (tredair)[投票(3)]
花様年華(2000/仏=香港)★4 たとえば薔薇模様のカーテンが背後でゆれる部屋。そこには鮮やかなグラジオラスの鉢があり、たたずむ女は水仙柄のチャイナドレスを身にまとっている。そして次の場面で上司に手渡す包みまでもが、美しい花模様で覆われている。 [review] (tredair)[投票(11)]
クーリンチェ少年殺人事件(1991/台湾)★5 子どもだけどすでにオトナだったりする。そしてそれは決して「子どものくせに」ではなくて、必然としてのオトナなんだと思う。ここからこっちがオトナでここからこっちは子どもなのよ、だなんてラインは本来ないはず。そんなことをふと思う。 (tredair)[投票(1)]
美しき冒険旅行(1971/英)★5 ところどころ挿入される死を象徴するかのようなカットが印象的。また、ギラギラした野生の美や不条理っぷりも好みだった。 (tredair)[投票(1)]
風(1928/米)★5 はたしてあの風に翻弄されたのは、彼女なのか周囲の男たちなのか、それとも我ら観客なのか。 [review] (tredair)[投票(1)]
世紀の光(2006/タイ=仏=オーストリア)★4 色濃い緑に熱気がむせる母の成就しない初恋の純情。若い僧侶に死んだ弟を重ねる歌う歯科医。反転して温度を感じない白い病院で出世より愛の深さを選ぶ父の情熱。地下に巣くうベテラン女医の旧弊の戯画。感情や記憶といった抽象が飄々と、次々に視覚化される楽しさ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
呪われた者たち(1962/英)★4 いやあこのロージーには惚れ惚れする。お話はよく分らないけれど、もう画面としての魅力満載だ。まずトップシーン、海岸道路沿いの時計台を上からティルトダウンすると、マクドナルド・ケリーが旅行本かなんかを見ながら入ってくる。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
宇宙戦争(2005/米)★5 スピルバーグの「「撮りたい」を撮る」魂炸裂の快作。パニックドキュメント映像とB級SFの夢の一体感に興奮。不完全さもリピート鑑賞には好都合。 [review] (おーい粗茶)[投票(12)]
セブン(1995/米)★5 猟奇な刺激やアクションのキレも図抜けているが、曇り空に雨がしとつく特定されぬ都市の構築が付与する寓意性が、シリアルキラーを単なる事象から神話的な領域へ昇華させる。又、反転の白昼荒野で行きつく帰結はギリシャ悲劇の現代での高度な復古にも思える。 (けにろん)[投票(3)]
羊たちの沈黙(1991/米)★5 「視線」の物語。記憶の克服と絶対善へとクラリスをいざなう導師レクターの挑発的かつ透徹した眼差し。覚醒し人として存在意義を賭けて戦うクラリスの眼差し。それは「対決」ではない。「愛」の不可解な「共犯関係」。フジモトショアの職人仕事が低温かつ鋭い緊張感の屋台骨を支える。そして対置される「熱っぽい視線」。「熱」こそが人を動かす。それが善であるか悪であるかは問題ではなく。 [review] (DSCH)[投票(5)]
ランド・オブ・ザ・デッド(2005/米=カナダ=仏)★3 技術的に未熟なジョン・カーペンター映画。アクション演出に冴えがないのが致命的。「高層タワー」に画面的必然を与えられていないなど空間設計もおざなりだ。またデニス・ホッパーが類型的な支配者像を出ず物足りない。ゾンビを楔にしたアクション政治劇を期待していたのだが。ロバート・ジョイと「花火」の着想はよい。 (3819695)[投票(1)]