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[コメント] シン・ゴジラ(2016/日)

ゴジラは特別な存在だと再確認しました。
カプリコーン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







7月29日の公開日に1回目を鑑賞。二子玉川でのお昼のIMAX上映はちらほら空席があった。子連れ客も目立ち、夏休みらしい賑わいのあった劇場内が、終わったときには、ほんとうに誰一人エンドロールで帰らない。帰りの道すがらも静まり返っていた。

IMAXはすごいですね。基本的にCGのあるような映画はこの音質・画質で観たい。ただ、私の場合は席によっては画質がうまくつかめなくて、どうも前方がよくない。1回目にうっかり中列より前の方に座ったら、ゴジラが第二形態(かわいい)から第三形態に移行するときの動きで眼が痛くなりました。凝視しすぎたせいかもしれませんが。

けっきょく、劇場で都合5回鑑賞。うち3回はIMAX(@二子玉川)、1回はMX4D(@六本木ヒルズ)。あと1回はふつう上映の特別レイトショー(@新宿歌舞伎町)。MX4Dは、最初5分は興奮したけれど、ちゃんと観ようと思う人にはおすすめできない。

レイトショーは夜10時からはじまって『ヱヴァンゲリオン劇場版:序』→『ヱヴァンゲリオン劇場版:破』→『巨神兵 東京に現る』→『シン・ゴジラ』とつづいて朝5時くらいに終わった。徹夜はこたえた。劇場は満員御礼。私のようにはじめてエヴァを観る人間は相当少なかったのではないかと思う。エヴァというのはどうも主人公が不甲斐ないらしいと思っていたら、シンジ君はとてもよく頑張っていて、可哀想になる。これはあれでしょうか、映画になると活躍するのび太と同じなのでしょうか。プラグの接続の仕方とか、海からモノが出てくるときの様子とか、例の作戦といい、楽曲といい、連続して観ることで庵野監督の庵野監督らしい映画作法がこまごまと見えておもしろかった。

こうして短期間に何度も劇場へ足を運んだのは、全体の出来そのものは副次的にすぎない。全体でいえばいろいろ気になる。けれどやっぱり魅力的なゴジラだったから射貫かれたのだと思う。ゴジラは特別な存在だから。

そういえば皇居はどうするんだろうと思っていたら、さらっと「警視庁、国交省、総務省あたりは(ゴジラの)直撃を免れた」という台詞を入れていて(どれも皇居の真横)、直接的に描かないからむしろ意識していることが伝わってきた。最後に長谷川博己石原さとみが話す科学技術館は東京駅からみて靖国とほぼ対角線上なので、私たちは靖国の側からゴジラを見ているかっこうになる。こういうところにも第一作『ゴジラ』を尊敬し継承する気概を感じてしまう。とかなんとか、いろいろ言いたくなることが出て止まらないというのは、やっぱりよく出来た映画だったんだな。 死に体みたいになっていたゴジラが息を吹き返したのは、作り手の想像力と底力の所産だと思います。とてもおもしろい映画でした。

(評価:★5)

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