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[コメント] ラ・ラ・ランド(2016/米)

ロマンティックじゃ悪いのか?トランプ・ランドでラ・ラ・ランド
カプリコーン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラ・ラ・ランドかあ、、。

La La Land〕 1〈米俗〉陶酔、恍惚、我を忘れた境地 2〈米俗〉ハリウッド、ロサンゼルス

女優を夢見るウエイトレスと、鳴かず飛ばずのジャズピアニスト。そんな二人がハリウッドで出会い、って、、、本気(と書いてマジ)?と戸惑いつつ、ミュージカルとはそういうものなのだろうとその方面に疎い私は前評判が高いので鑑賞。

ロマンティックな映画です。劇中でライアン・ゴスリングが「ロマンティックで悪いか?」と語るように、そうですね。悪いのか?と訊かれると、観客たる私は「そんなことないです。」としか言えない。だってお金払って時間つくってたのしみに観に来ているわけです。

ただ、ロマンティック、ちょっと足りなかった〜泣。

想像させてもらえる余白部分が少なくて、5年後の話になってからはいちいち映像で見せようとする。もしも主人公〔女〕と〔男〕があんな選択をしていたらああなってましたね、こんな選択をしていたらこうなってましたね、、って、それは観客に考えさせてほしい。みんな、それぞれ同じような痛みをもって、それぞれ生きているわけではありませんか。ロマンティック映画はどれだけ夢を見せられるかが肝で、映像は相当ロマンティックなんだけど、脚本ロマンティックにはもっと余白と余韻を希望します。

それから、ラ・ラ・ランドにノレなくてごめんなさい。

現実と離れた夢のようなランドって、さすがに今のアメリカ様のハリウッド映画でそんなこと言われたって、ど、どうしよう。泣。だってアメリカ様の現実は毎日が現実離れしっぱなしで、国防予算を1割増やします!とか、「へ〜そうですか〜」ってすごい勢いで適応しつつありますが、1割って6兆円なんですって。一丸となってトランプ・ランドに抵抗したハリウッドが、それぞれの人生や自由、夢、美、音楽、そうしたものへの肯定と賛辞、それをしっかり魅せる映画をつくったのは分かった。しかし、そういうラ・ラ・ランドのあり方の何かしらがトランプ・ランドを生んだ一因でしょう。スターが夢を語ることにノレない何か。ごめんなさい。これは映画そのものが悪いわけじゃない。でも今はノレない。

エマ・ストーンにはミシェル・ファイファージョディ・フォスター、そして今回の唄う姿にマイケル・ジャクソンの系譜を感じてますます好きになりました。

(評価:★3)

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