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[コメント] ダンケルク(2017/英=米=仏)

傑作。これは「体感」すればいいのだと思います。
カプリコーン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まさに監督自身の最後のメッセージではありませんが、ダンケルクで人生を左右された人びとをひたすら追っていく映画です。敵に包囲接近された非常時のなか、さまざまな立場の人(ただし敵側の人間は一切登場しない)が登場しては、とにかくひたすら生き残ったり生き残れなかったりしながら撤退戦がつづきます。

それだけといえばそれだけの映画で、ほんとうにおもしろかった。

戦争映画でよくある「一人が犠牲になればみんなが助かる」の場面がこの映画にもあって、極限状態でそれぞれの気持ちや思いで発言が交わされるのだけれど、でもそこに寄り添うことなく話は展開していきます。ある人は助かり、ある人は助かりません。そこに「思い」とか「気持ち」とか、いいこと言った人とか自分のことしか考えない人とか、そういったことはとくに関係ないです。

シン・ゴジラ』にも通じるものがありますね。 非常時を舞台に、とにかく怒涛に起こる出来事と、とにかく必死に対応する人々。

ひたすら「体感」しました。

なので、まわし者みたいで恐縮ですが、IMAXで観ることを断固おすすめします。 フィルムもIMAX用で撮られたそう。技術の進歩は映画を変えました。 ドーバー海峡の美しさが胸に沁みるようです。そしてなんといっても音!音!音!飛行する戦闘機、銃撃、沈没する船の軋み、、大変におこがましいのですが戦争の一局面を追体験するようです。

最後の約2秒。音が消えた瞬間にノーラン監督の「思い」がちょっとのぞいたような。

2017年9月13日 @109シネマズ二子玉川

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)まー[*] すやすや

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