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[コメント] Jam Films(2002/日)

短編は得手不得手があるので一概には言えないのだが、観る側も普通の映画とは違うことを理解しておかねばならない。いずれにせよこの手の「JamSession」は成功する確率は低い。(それでもピロQ様は観るのだろうか?)
ペペロンチーノ

 何故成功しないかって?監督の本気度が低いからだよ。しかし不思議とファーストカットだけでどれが誰の監督作品か分かるもんだ。やはり名のある監督はそれだけ特徴があるということか。これは作家の特徴の片鱗を楽しむ「作家紹介作品」であって、本作そのものはそう楽しめるものではない。

 どだい10分や20分でドラマを完結させるのは無理がある。何故ドラえもんやサザエさん等のテレビアニメが10分で話を完結させられるかというと、キャラ設定・舞台背景を既に観客が知っているからである。短編映画で普通に「起承転結」を求めてはいけない。エピローグを描く余裕がないのだからオチに満足がいくはずがない。一般にオチに満足するような短編はサスペンスやミステリー等の「謎が解明して決着」という「ズドンとオチが付く」ものしかないと思って間違いない。そしてこの映画は「そういった類の映画ではない」ことを理解しておくべきだ。

北村龍平:いかにも格下。篠原哲雄:凡才。飯田譲治:らしいと言えばらしいが・・・。 望月六郎:初めて観たがこの中で一番興味深かった。堤幸彦:笑ったけど普段のTVの何分の一。行定勲:この人は器用なのか?自分が無いのか?岩井俊二:さすがに非凡だが、短編に慣れているだけかもしれない。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ピロちゃんきゅ〜[*] ぽんしゅう[*]

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