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[コメント] ブラザーズ・グリム(2005/米=チェコ)

可もなく不可もなし。
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







私はこの手の映画、特にハリウッド映画は余程の事が無いと劇場には行かない。つまり、テリー・ギリアム監督というのは、私にとって「余程の事」なのです。

だからといって「ギリアム!ギリアム!」と雄叫びを上げながら熱狂して観に行ったわけではなく、むしろ「ギリアムがこんな映画を。。。よよよ。。。」「こんなのギリアムじゃないやい。。。よよよ。。。」というのを期待して(?)行ったのです。

あれ?割とギリアムだ。

かと言って「ギリアム完全復活!」と喜べる出来でもない。 普通に面白いんだけど、ギリアムとして見れば食い足りない。 画面(えづら)や細かいエピソードあるいは相対的な世界観はギリアムでも、絶対的な世界観そのものはギリアムのそれではない。

暗いお話し好きのギリアム。二重三重の複雑な構成が好きなギリアム。 ハリウッドが嫌う「暗さ」「複雑さ」を濾過したギリアム節の結果がこれ。 本作の評はそれ以上でもそれ以下でもない。可もなし不可もなし。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)狸の尻尾[*]

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