コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 悪魔の手毬唄(1977/日)

若山富三郎で泣け!
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







既に数回観ているこの映画を何年か振りに観てもなお、初見時と変わらず、私は若山富三郎演じる磯川警部に感情移入100%である。

言いたいことを口に出せない純情男の目の前で、惚れた女が「ヒドイ男だけど好きやった」と他の男のために涙を流す。 嗚呼!何と切ない。何とやるせない。

この映画で唯一気に入らないのは、「愛してらしゃったんですね」という金田一最後の言葉。 愛は憎しみに変わる。確かにこの事件は愛憎劇だった。 だが、磯川警部のそれは“恋”ではなかったか、と私は思うのだ。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (8 人)けにろん[*] sawa:38[*] くたー[*] m[*] Myurakz[*] トシ[*] ことは[*] おーい粗茶[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。