[コメント] 悪魔の手毬唄(1977/日)
若山富三郎で泣け!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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既に数回観ているこの映画を何年か振りに観てもなお、初見時と変わらず、私は若山富三郎演じる磯川警部に感情移入100%である。
言いたいことを口に出せない純情男の目の前で、惚れた女が「ヒドイ男だけど好きやった」と他の男のために涙を流す。 嗚呼!何と切ない。何とやるせない。
この映画で唯一気に入らないのは、「愛してらしゃったんですね」という金田一最後の言葉。 愛は憎しみに変わる。確かにこの事件は愛憎劇だった。 だが、磯川警部のそれは“恋”ではなかったか、と私は思うのだ。
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